やっと話せた sh #16

#2 ページ3

※巨Side※



練習後のバスの中


もらった手紙を読んでいた


巨「あ、あった」


甲斐「巨さん 昨日も同じヤツ見てなかったっすか？」


巨「同じヤツは1枚もないよ絵葉書は同じだけど」


甲斐「それって俺らの部屋にも同じのあるやつでしょ？」


巨「そう」


甲斐「巨さん 嬉しそうっすね 可愛いんすか？その人」


巨「可愛いと綺麗の間かな それがさ 一度もサインをしてあげてないんだよね」


甲斐「あんだけファンサービスしてんのに？」


巨「うん いつ言ってくれんだろってこっちが思うほど なんかヘンだけどさ 拓也もない？あーこの子にしてやりてーみたいな」


甲斐「あるっすね 俺じゃないんかいみたいな感じで高谷さんだったこととか」



巨「だから いつか楽しみにしてんの」


甲斐「でも 泊まってるとこ同じってことっすよね？一度も会ってないんすか？」



巨「ないね」


甲斐「連れとかいるかもしれないっすね あのホテル シングルはないっぽいし」



拓也に言われて気付く


そっか…



連れは 推しが違うのかもな



連日 キャンプを見に来て

泊まれるとなると余裕もありそうだ



そんな話をした夜のことだった








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