余命宣告はハッキング出来ますか【降谷零/安室透】

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「ゴホッ！！ゴホッゴホッ！！」

降「ほら水を

「大丈夫、気にしな、ゴホッ！！」






事務所から出る際、互いの目立つハイトーンカラーの髪を隠す為に
自分が被っていたキャップを彼女に被せ、僕はパーカーのフードを

そんな間も我慢してくれていた分を吐き出すように、






降「なら一度落ち着いて深呼吸を

「ゴホッゴホッ！！ゴホッ！.......はぁ.......本当に大丈夫だから.......ごめんね」

降「.........」






なかなか止まらなかった乾いた咳

ハッキングの事もあって、ある程度知ったつもりでいた騒がしい少女とは違う様子に戸惑う





降「.......前に喉が不調だと言ってたよな？もう1週間以上経ってるしさすがに風邪だろ？変に長引く前に薬を飲むなり医者にかかるなりした方が

「いやさっきのはむせただけ。あるでしょ？なんでもない時に自分の唾吸い込んじゃって咳止まらなくなるの。.......あれ？なーにぃ？おじさん心配してくれちゃってるの？？」

降「っ、ちが

「もしかしてさっきの私の手捌きに惚れちゃった！？えへへぇ〜、隠さなくても良くっ

降「だから違うと言ってるだろ。はぁ.......その様子じゃまだまだ元気そうだな」





.......違った

何なんだ一体

まだエンジンをかけていない車内で、
緊張と困惑から徐々に自分を解放しながら整理する思考

シェリーはベルツリー急行
それをベルモットに報告して、NOCリストは.......






「お？......お！？もしかしてついにお仕事！？」






.......本当にこいつがやったのか........？






降「.......今から出来

「あでもその前にお腹すいた！ラーメン食べたい！」




　



・


　




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風「ふ、降谷さん！？何故こちらに、っ、貴様は.......！」

「やっほーゆうちゃん！」

風「ゆ、ゆうちゃ

「ついに私お仕事に来たよ！」





そう22時過ぎに、私服姿で突然やって来たお二人

......なんか、ニンニク臭い気が.......





降「サイバー関連に強い人間を誰か一人持って来てほしい。守秘義務が守れれば誰でもいい」

風「それならサイバー犯罪対策課が手っ取り早いとは思いますがまたどうして........？」

降「.......こいつをテストしたい」

「え？テスト？お仕事じゃないの？」

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