雨の中で出会った少女は…

８話 ページ10

これは私が予告現場に向かっているとき

『どーんな登場でくるのかなあー』ﾄﾞﾝ

『あっ、すいません』

やだなぁ、人にぶつかっちゃった……

「こっちこそ悪りぃな」

嘘だろ……新一にそっくりではないか……世の中には同じ顔の人間が二人いると言うがここまでそっくりなやつはきっといない………

「おーい、大丈夫か？」

おっと、どうやら考え込んでしまったようだ

「俺は黒羽快斗って言うんだ‼ヨロシクな‼」

『私は野崎Aって言いま…「タメでいいぞ」ヨロシク‼』

つか、軽はずみで自己紹介しちゃったけど、まあいいか

「そうだ、これやるよ」

ﾎﾞﾝ

白い煙の中からでできたのは真っ赤なバラ。なんともキザなお方

『へぇー、マジック出来るんだ』

「おう！親父の影響でな‼」

まさか‼快斗のお父さんって黒羽盗一何じゃね？

『快斗の、あ、快斗って呼ばせてもらうけど。快斗のお父さんって黒羽盗一？』

「おめぇ知ってんのか‼」

そりゃだって世界的に有名ですから……初代キッドとしても……ね……

『うん、まぁね。それじゃ私急ぐから‼』
………………………………………………

『的なことあったじゃない？』

「だからといって私がその黒羽快斗さんとは限らn…『あのねぇ、』」

『あまり私をナメないほうがいいよ？』

ったく、ナメやがって。自称東の高校生探偵の助手をナメたらもう、凄いことになるよ‼

『あのねぇ、自称東の高校生探偵の助手だからね私。まだご本人の許可は下りてないけど。』

「下りてないのかw」

下りてねぇよ‼つか、言ってもねぇよ‼なんか文句あっかこのヤロー

『ｹﾞﾌﾝｹﾞﾌﾝ)そのため私は五感と第六感がとてつもなく優れておりましてね』

『貴女の身長、体型、顔、臭い、声色、そして何より雰囲気が丁度当てはまるんだよ』

「そんじゃあバレるわな」

やっと折れてくれたかこれで猫かぶりを見なくてすむぜ‼

『しかしまぁ、よくあんなキザセリフ思い付くよね』

「酷いいいようだな‼」

別にホントのことだし

ﾊﾞﾝｯ‼

「キッド‼」

ちょっ、ドア優しく開けなきゃ壊れちゃうよ?!

「なんだ、遅かったなぁ名探偵？」

そーだそーだ‼全部挑戦状の内容教えてやったのになんでそんなに遅いんだよ‼

「おい‼おめぇAに何もしてねぇだろうな?!」

話噛み合ってませんよ、新一さん……

人の話はちゃんと聞きましょうぞ！

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