40話 ページ42
「おいA……おい、おいってば!」
『…………………………』
今日は朝からAの様子が変だ…名前呼んでも返事しねぇし…
もう一度俺は声を大きくして
「A!!!!!!いい加減に返事しろ!」
『ビクッ)な、なに?コナンくん………』
身体を跳ね上がらせてようやく返事をしたA…あまりに声が大きかったから驚いたようだ…
「なぁ、A…どうしたんだよ…らしくねぇーぞ…」
『……………今日は母さんと父さんの命日なんだ…この日になるといつもこんなんだよ…』
そう言いまた視線を窓に戻した
確かAの両親って交通事故で…
『それに最近寝不足でねぇ…だから脳が働かない…』
窓に写ったAの目の下には確かに隈がついている
あの日魘されていたみたいな感じなのか…?
それに…最近は夜中に散歩に行ってるみてぇだし…
「なぁ、A……それってお前の隠していることに関係あるのか……?」
『……………うん………きっと同じ事を考えてるならそうだよ…』
俺はもうAに隠し事をされたくない…それにこいつを守りたい…
「じゃあそれを教えてくれよ…俺はおめぇのことをもっと知って、支え合えるような…そんな関係になりたい……なんたっておめぇは俺の助手なんだろ?」
もし無理だったらもうこれ以上はAが話してくれるまで何も言わない…
まぁ、無理だと思うだろうがな…
『……………わかった…教えるよ……私も助手の資格が欲しいしね……』
「(あっ、まただ……)」
そう答えるAは無理して笑っているような笑顔を見せてきた…
そんな事より
「ホントか?!」
『……………うん……でも約束して?』
「約束………?」
Aは覚悟を決めたような顔して言い放つ
『絶対に可哀想と思わないで…絶対に同情しないで…この話を聞いたあとは今まで通り接して…』
「……わかった…」
何故そう言うか分からないけどこの約束さえ守れば俺はAの事を少しでも知ることができる…
『じゃあ話すね……昔の私に何があったかを……』
この後の俺はAの壮大な過去を目の当たりにする……
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rain - 41話のSBIってFBIのことですか? (2016年4月14日 16時) (レス) id: 6793ed2170 (このIDを非表示/違反報告)
綾乃(プロフ) - かんなさん» あ、すみません!教えてくださってありがとうございます! (2016年3月27日 12時) (レス) id: 8e66c6868c (このIDを非表示/違反報告)
かんな - こんにちは 少し注意点!! 貴女は女の人に使う言葉で、男の人の場合、貴方になりますよ (2016年3月27日 11時) (レス) id: b82ef5a595 (このIDを非表示/違反報告)
エリン - (人1)じゃなくて(名前)にしないと、だめですよ〜。一度読み直してみてくださいよ!ごめんなさい。偉そうなこといってw (2015年12月13日 21時) (レス) id: c8847f7bd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のんのん | 作成日時:2015年11月29日 23時