雨の中で出会った少女は…

３８話 ページ40

今日、せっかく服部からアドバイスを貰った…だから覚悟を決めてAにとって俺がどういう存在かを聞かなきゃな…


「なぁ、A……今日夜に話てぇことがあるんだけど……」

『??…………わかったよ…にしても珍しいねぇ〜そんな事コナンくんから言うなんて積極的ぃ！』

「…………………はぁ…」

『はっ?!なにその…またこいつバカなこといってんなぁ…みたいな目は！いいですよーだ！どーせ私はバカですよーだ！』


なんて言ってるAは置いといて……まぁとにかく、今日は絶対にAから聞き出すんだ



夜、家にて＿＿

『んで？コナンくん、話と言うのは何だね？』

「ここじゃあれだから部屋来い…」


そう言ってAと部屋に来た


『んで？話って？』

「あぁ…それはな…………」


ヤバい…いざとなるとすげぇ怖えぇ……でも覚悟を決めて俺は口を開いた…


「…………………おめぇにとって俺はどういう存在だ………？」

『………………う〜ん……私にとって居なくてはならない存在だね……』

「えっ………」

『何?!自分から聞いたんでしょ！……あ、わかった！まさか、自分の存在を否定されるのが怖くなったんだな！』


何でこういう時は鋭いんだよ……元は服部だが、確かに俺自身の存在を否定されるのが怖かったのかもしれない…


『あり？当たりかな？』

「…………………あぁ」

『そっかそっか！んじゃあ、私からも……コナンくんにとって私はどういう存在？』


同じ質問をされてビックリして顔をあげると、うつむいて表情がよく見えないAがいた


『…………ねぇ？どういう存在？』


顔をあげたらそこには儚げで、哀しげで、でも自信に溢れた顔をしていた…きっと俺もAと同じ意見だ…


「…………………俺にとってのおめぇは…そばから離れてはいけない存在…」

『…………フフフ…良かった〜そう言うと思ったよ！…んね？結局はお互い同じ気持ちだったんだよ』


今日はいろんなやつにいろんな事を教わる…


「…………………でも、この身体をもとに戻さない限り俺はおめぇを守ることができねぇ…」

『…………コナンくん、賭けしようか…』

「賭け………？」

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