雨の中で出会った少女は…

３６話 ページ38

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『……さぁーて！事件も無事解決したし、お風呂入ろうか！』

「「……………………」」

『……あれ？どうしたの……？』


A以外のみんなは唖然としている……それも無理はない……あの時に言ったAの台詞は13歳の子が言えるようなことではない

さらにAはその後で何事もなかったかのように普通に風呂を進めてくるのだから

きっとコナン、服部、哀たちはAの過去について知りたがってくるだろう……

そんな事を分かっているのかそれとも分かっていないのかそれとも知らないフリをしているのかAはそんな三人の考えを掻き消すように


『ねぇねぇ！みんなー！お風呂入ろーよー！』


などと連呼している……それに気づいた蘭、園子、和葉はA哀と歩美を連れて一緒に風呂場へと行った……

残された男たち……と言ってもコナンと服部だが、二人はAの事について話していた


「………A、一体何を隠してるんだろうな……」

「………きっと壮大な何かを抱えてるんやろ………まぁええ工藤、俺らも風呂に入ろうや！」

「………おう、そうだな…」

「ついでに工藤の恋についてもなww」

「ちょ！//おまっ！///」


なんてくだらない話をしながら二人も風呂場へと向かっていった



その頃、女風呂では………


「んでー？A？新一くんとはどうなのよぉー」

『はっ？！何で新一なの？！』

「だって、A新一くんと付き合ってるんやろ？」

『えっ？！何それ？！初耳なんですけど？！』

「それに二人は両思いなんでしょ？」


ご覧の通り質問攻めをされていた……しかも恋ばなを……


『なんで？！つか、新一って蘭ちゃんが好きなんでしょ？！しかも！蘭ちゃんも新一を！』


THE鈍感発言をしたAに三人は呆れていた


「「……………………はぁ…」」

「なんで頭はいいのに恋には鈍いんだろう……」


まさに天才と馬鹿は紙一重と言うことだろう


「それに私が新一のことが好きだったのはもう昔だよ？」

「せやせや！Aは新一くんが好きなんや！いい加減認めぇ！」

『…………私が新一を好き…………』

「まぁ、ゆっくり考えるのね……天才な助手さん…」


哀からも助言されAはますますこの事について深く悩むことになった……

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