雨の中で出会った少女は…

３３話 ページ35

「「……！…何でお前がこれを持ってんだよ/持ってるんや！」」

『二人して急に怒鳴らないでよ……耳がおかしくなっちゃうでしょ……』


ほんとにこれ耳痛くなるかんね！マジで！あぁー声がまだこだましてる……


「「おぉ……わりぃわりぃ/すまんすまん」」


また声をハモらせて二人は返事をした


「んで、何でAがそれ持ってんだよ」

『いやぁー、遺体の近くに落ちてたからつい……ね…』

「それから何で髪の毛も持っとるんや」

『遺体の服の胸ポケットにあったからね……この髪の毛は抱きつくか密着しなき限りここには入らないんだよね……』


でも、だからと言って芹山さんが犯人だと決めつけるのも早い……


「あの相澤っちゅーやつは多分犯人じゃないやろな」

「あぁ、それに関しては同感だ……指輪がないのに気づいたのはさっきだしな……」

『残るのはあの二人だよね……今のところ芹山さんは理由があるけど…山内さんもなんか怪しいし……』


私たちが頭を捻らせてると、警察の人が


「ﾎﾞｿｯ)山内多仁子は相澤幸人の元カノだったそうだ…それに、あの遺体の体にも二人の他に山内の指紋が出てる……それに山内の父親は殺されていたんだがその殺したやつが相澤幸人だったらしい……」


と耳打ちをしてくれた……何やってんのこの人は……バカでしょ……


『ﾎﾞｿｯ)報告ありがと……んで？今日は遊びでこんなことやってるのかな？……キッドちゃん……』

「あり？やっぱばれた？ちなみに俺はこの後の会議の話を聞くためにこんな格好してんだかんな」

『…今ここで警察に突き出してもいいんだけど……二人いるし……面倒なことは嫌だから今日は見逃すよ……』

「サンキュー……つか、名探偵たちの視線がすげぇ痛いんですけど……主にメガネのほう……」

『あぁ、とっても痛いよ……あんたのせいだかんな……しかも怒られるのは私だし……』


とキッドと少し会話をして追い払った……いやぁ助かったよ……いい情報が手に入ったからね

このことは名探偵たちに言わなきゃね……ねぇ、待って、何でそんなにジトっとした目で見てくんの……コナンくんや……


「おい野崎？今の誰やったん？」

『えぇっとね、知り合いの警察官だよ……つか、服部？そこのコナンくんを何とかしてくんない？すげぇ怖い』
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