雨の中で出会った少女は…

２５話 ページ27

まず、コナンくんが起きないようにドアを開けて静かに歩く

それからケータイを構えて寝顔を一枚

そのあとに


『コナンくーん……起きてー、朝だよー』

「……ん、わかっ(ﾊﾟｼｬ……」


寝起きの可愛い顔を一枚ゲット‼………おっと、コナンくんの目線が怖いなぁ〜痛いなぁ〜


「……消せ」

『嫌だ……』


ここで無言の視線対決が始まった‼………って、そんなことしてる場合じゃなくて


『ご飯できてるから食べてね……私の手作りの』

「ん、わかった……」


この最後の言葉を言うと効くんだよねぇ……何でだろ……まぁいいか

私はコナンくんのあとを追いかけた


『そういえばコナンくんさぁ………』

「ん？何？Aねぇーちゃん……？」

『今日学校でしょ？大丈夫なの？こんなまったりしてて？』

「……………あああぁぁぁぁぁぁぁ‼」


ちょっとうるさいですよー、近所迷惑ですよー


「ありがとう‼Aねぇーちゃん‼………んじぁ‼いってきまーす‼」

「待ってよコナンくーん‼私も一緒にいく‼」

ｽﾞｷｯ

なんか心に刺さるような音がした……何でだろ……？


「「いってきまーす‼」」


気づいたらコナンくんと蘭ちゃんは玄関にいた早く声をかけてあげなきゃ……


『いってらっしゃーい‼』


良かったー怪しまれてないな……

でも私は油断してた……

……まさかコナンくんが夜中に私が夢を見てうなされているところを見てたなんて………

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