貴方達と、出逢えた奇跡 ３ ──

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『もう、玲於くん酷いなぁ』


TAKAHIRO｢いた！！！！！A発見！見つけた！！！｣


『うわっ！！！』




思いっきりAに抱きついたせいでAがよろけたけどしっかり保ててる当たり慣れてるんだなって思う。





TAKAHIRO｢Aー！！！会いたかったって思ったらAが目の前にいた！

運命かな？運命だよね！うんうん！｣





……いや、あんたこの前結婚しただろう。



浮気かよ……まぁ、TAKAHIROさんの奥さんとAも仲良いから知ってるだろうけど。





佐野｢何やってんすか、危ないっすよ｣


TAKAHIRO｢ねぇA、雨宮兄弟の妹にならない？｣


『……私、バイク乗れないから』


TAKAHIRO｢俺が後ろに乗せてあげる！｣


登坂｢いや、Aは俺の後ろなんで。｣




にゅよって現れた登坂さんちの広臣さんがAの体に自分の腕を巻き付ける。



佐野｢……Aは、鬼邪高がいいんでしょ｣


『うん！裕貴くんに守られたい！ていうか、村山さん好き。』


佐野｢……ふーん、｣


岩田｢で？コブラになら殺されてもいい。だっけ？｣


『岩さん！！！！！』




するりと登坂さんの腕から抜け出したお陰で登坂さん悲しそう。


わー、岩さん金髪！キラキラしてる！なんて騒ぐから、劇中じゃあんなに怖いコブラさんの満面の笑み貰っちゃったよ。




『ねぇコブラさん！“お前は俺に守られてればいいんだよ”って言ってくれませんか？！』




いや、お前何お願いしてるの。


そんなん、俺がいつでも言うのに()




岩田｢……A、お前は俺だけに守られてればいいんだよ。誰にでも尻尾振ってんじゃねぇよ｣




わーお、アドリブ付きですか。


てかそれ岩さんの本音っすよね




『……カッコイイ、やっぱり私、コブラになら殺されてもいい！！！』



佐野｢〜〜〜〜〜！！！！｣




馬鹿、阿呆、馬鹿、馬鹿


別にAの彼氏でも何でもないし、言ってしまえばただの友達。


でも、好きなやつが目の前で違う誰かに愛想振りまいてたら誰だって嫌な思いするだろ。


岩さんの髪の毛に触ってるAの反対の手を掴んで歩き出す。




佐野｢もう行くぞ｣


『玲於くん？！』




でも、叶わず




裕貴｢……あれ？Aじゃない？｣


『！！！裕貴くん！久しぶり！！』






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