8話目《ヴィオラ・アーノルド》 ページ9
「…ん、もう朝……？」
目覚まし時計が鳴り響き、それを止めると7時20分を指していた。
カーテンを開けて、眩い光に目を細める。
眼帯をつけて下に降りると、すでにお父さんとお母さんはご飯を食べていた。
二人は私を見ると微笑を浮かべる。
「おはよう、ヴィオラ。」
「うん、おはよう！」
その言葉に私も笑う。
そうして家族との挨拶をかわしてご飯を食べて、弁当を持って身支度を整え、家を出ていく。
「ふんふふーん…♪」
鼻歌を歌いながら路地裏を歩いている。
すると、その途中に水色の髪の彼を見かけた。
私はそれが誰なのかすぐ分かり、声をかける。
「チーノ！」
「ん、ヴィオラ！」
お互いに名前を呼び合って笑いあう。
そして、「チーノ、一緒に行こうよ！」と言い、高身長の彼を見上げて目線を合わせた。
「勿論ええよ！」
「やったあ！じゃあ行きましょう！」
頷いた相手にニコッと笑い、肩を並べて歩き出す。
彼は私と歩幅を合わせて歩いてくれていた。
「ねえチーノ、同じクラスになれるといいですね」
「ああ、そうやな！」
そんな他愛もない話をしながら学校に来ると、もうそこにはたくさんの人がいた。
自分が背伸びをして見に行こうとしたら、彼に「ちょっと待っててな、見てくるわ！」と言われて、大人しく校門で待っている。
そしてしばらくして、彼がご機嫌な様子で帰ってきた。
「ヴィオラヴィオラ！俺らおんなじクラスやで！」
「えっ！？ほんとなの！？」
「ほんとやで！」
彼の嬉しそうなその言葉に私も表情が明るくなる。そして、二人でハイタッチをした。
「やったなぁ、ヴィオラ！」
「うん、チーノ！」
そうしてまた二人で笑い、彼と同じクラスでの学校生活に胸を躍らせながら、教室に向かっていった。
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雛月いず(元りぃふ)(プロフ) - rewさん» わざわざ、ご丁寧にありがとうございます…！そうなんですね！参考にしてみます！(？) (2020年8月5日 20時) (
レス) id: 0b050cbadc (このIDを非表示/違反報告)
rew(プロフ) - 私の周りじゃ○○せんけ？と物事に誘う時に多く使われてますね〜。行こうけ？の場合「行かんけ」が基本的に多いですよ〜。 (2020年8月5日 20時) (レス) id: b43965c35b (このIDを非表示/違反報告)
rew(プロフ) - 四ツ葉奏さんやで〜 (2020年8月5日 20時) (レス) id: b43965c35b (このIDを非表示/違反報告)
ミク*shark@だーいすき！(プロフ) - 次誰やっけー？ (2020年8月5日 19時) (レス) id: 8e46c75e30 (このIDを非表示/違反報告)
雛月いず(元りぃふ)(プロフ) - rewさん» ひえっ、申し訳ないですっ…変換サイトを利用しているので、時々おかしくなることがあります。他にもおかしいところがあれば言ってください…。 (2020年8月5日 19時) (レス) id: 0b050cbadc (このIDを非表示/違反報告)
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