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クラスに入るときっちりグループごとに席に着いてる子供たちとその前に立つ冨永先生。
えーーーー。皆いつも俺が声掛けても直ぐには席に着かないじゃんか。
冨永先生だからか?冨永先生だからなのか?
確かに冨永先生の方が俺より先輩だけど!!!!!
でも俺のクラスだし!!!!なんか悔しい!!!!!!!


冨永先生はちらりと俺を一瞥すると子供たちの方に目を向けた。


「ほら、かんた先生来たぞ。挨拶挨拶」
「「「かんたせんせーおはよう!!今日もやってんなぁ!!」」」
「ちょっと!!冨永先生!!!子供たちに変なこと教えないで!!」


俺はすぐにリュックを自分のデスクの下に仕舞い込むと冨永先生の隣に立った。



「なんだよー。お前がうだうだうだうだしてっからだろー?」
「そういう問題じゃない、です!」

冨永先生といつも通り言い合いをしてると(こんなことしてるからいつも他の先生達や保護者からいいコンビね、なんて言われるんだよな…)子供たちの方からはーい!と元気な声が聞こえる。


「はい、ゆりちゃん」
「ちょっと!冨永先生勝手に進めないで!!」
「かんた先生はAお姉さんにお手紙書くのがいいと思います!」
「なんで」
「お、名案。採用」
「なんで!!!!!!」


俺の知らない間にどんどん話が進んでいく。
あーもう。本当にやめてくれ…


「マジで少しでも関係動かしたいとか思ってるなら無茶でも1歩踏み出すべきなんじゃねーの?」

それまでヘラヘラ楽しそうにしてた冨永先生の顔がぐっと引き締まる。
……確かに、そうかもしれないけど。


「でも…」
「でもでもだってだって。いつも逃げてんじゃん。ちったぁ男見せろよ」


冨永先生はそう言うと、じゃ、と手を挙げてクラスを出ていった。
そんなこと言ったって、いきなり手紙とか、迷惑に決まってるじゃん…


「かんた先生」

難しい顔をしたまま顔を上げると、子供たちも真剣な顔でじっとこちらを見ていて。


「かんた先生いつも言ってるじゃん。パパやママにお手紙渡すと喜んでくれるよって。Aお姉さんもきっと喜ぶよ」


子供らしい発想だけど、確かにそんなふうにいつも話してきたのは俺自身だ。
ぐっと拳を握ると俺は決意した。


「今日は皆お部屋の中で遊んでね!好きな遊びしていいから」


そう声を掛けると子供たちは一斉に立ち上がって思い思いの玩具を取り出す。
女の子達が丁度お絵描きの準備をし始めたので、俺もその輪に入った。

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ヨウ(プロフ) - ななみさん» そう言っていただけて良かったですー!また続編の方にも遊びに来ていただけると嬉しいです! (2019年6月25日 0時) (レス) id: 523a836345 (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - キュンキュンしちゃいました〜!すっごく読みやすい文章で大好きです!ありがとうございます! (2019年6月20日 22時) (レス) id: d77610da69 (このIDを非表示/違反報告)
ヨウ(プロフ) - なぁさん» いつもありがとうございます!中村先輩、まだキャラがブレブレで申し訳ないです…続編頑張りますね! (2019年6月20日 21時) (レス) id: 523a836345 (このIDを非表示/違反報告)
ヨウ(プロフ) - ななみさん» ありがとうございます!寛太先生続編書かせていただきました!期待に添えたものではなかったら申し訳ありません…また遊びに来ていただけると嬉しいです! (2019年6月20日 21時) (レス) id: 523a836345 (このIDを非表示/違反報告)
ヨウ(プロフ) - Mrs.ぱんぷきんさん» リクエストにお答え出来るようなお話書けるか分かりませんが…はたらくおにいさん。の橙くんはツンツンキャラが多かったので頑張ってみますね! (2019年6月20日 21時) (レス) id: 523a836345 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヨウ | 作成日時:2019年4月21日 1時

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