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『なに、早く帰りたいから手短に』
出「え、っと……」
呼び止められて何分かかったかな、イライラする
『あぁもう！ないんだね！？私帰るから！』
出「ま、待って！Aは…
Aは…
敵連合に
入ってなんかないよね？」
ッ！
あぁ、厄介なやつに聞かれてた
『だとしたらどうするの？』
出「ッ！」
『拷問して敵連合の居場所を突止める？警察に突き出す？先生に言う？』
出「……」
『…私が敵連合に入った理由、なんだと思う？』
出「……ヒーローが、嫌いだから…？」
『それもあるだろうけどそれだけじゃないね。あのさ、私のこの力、本当に個性だと、出久は思う？』
出「え？うん…そうなんでしょ…？」
『…はぁ、呆れた。勝己が兄だったらよかったのに』
出「ッ！？」
『勝己は私の力が個性じゃないって、気付いてた』
出「…え、…？」
『私は審神者。歴史を守るもの。そして私が個性と呼んでるあの子達は、歴史政府が選んだ歴史を守るためのもの』
出「れき、し…？」
『出久さ、私が個性を持ったと思って、少しは"自分だけが個性を持った"って言う罪悪感、減ったでしょ？』
出「！！」
『図星だね。でも残念、私は個性を持ってない、未だに無個性なの。貴方にヒーローになれるという夢をおられ、オールマイトに現実を突きつけられ、私の無力さを認識させられ、私に生きてる価値があるかなんども考えたよ。でもね、その時救ってくれたのが＿＿弔なの』
出「……」
『親でも兄でも幼馴染でも初めての女友達でも他の誰でもない。死柄木弔なの。彼は私が必要、強い、好き、愛してる、たくさんのことを教えてくれた。私は彼を愛してる。彼のためならなんだってする。そう誓ったの』
出「…」
『出久が私のことを先生にでも警察にでも言おうとも、私は最後まで、弔のために我が力を振るう。弔を愛す。それが私の答え。』
出「っ…ぁ…」
『別に言ってもいいんだけどさ、出久はまた＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿私の幸せを壊すの？』
出「!!!!!!」
『私は何度奪われればいいの、何度壊されればいいの。いくら精神が強かろうとも、さすがに耐えきれない。もしかしたら次は＿＿＿＿＿私が壊れるかもね』
『黒霧さん』
黒「終わりましたか、体育祭見てましたよ。…っと、彼は…まさか」
『うん、バレた』
黒「殺しますか？」
『別にいい、私は早く弔に会って褒めてもらいたい』
黒「死柄木弔も待ちわびてます、行きましょう」
『うん』
出「A！待っ＿」
何度目か出久に差し出された手は
また空を切った
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あっこー - ？さん最高www (9月17日 21時) (
レス) @page23 id: c9d0d6f436 (このIDを非表示/違反報告)
？ - いや作品を消してほしいって...、たまたま被ってしまっただけかもしれないのに、その言い方は無くない？もしパクったんだとしてももっとオブラートに包めよ。そんな言い方しか出来ないガキなの？巫女兎さん♪ (2020年3月17日 9時) (レス) id: 644619ecb8 (このIDを非表示/違反報告)
イゼッタ(プロフ) - 53なんすけど轟の右側と左側のところ逆ですよ (2018年10月3日 2時) (レス) id: 1f346eff48 (このIDを非表示/違反報告)
巫女兎(プロフ) - これ、パクリ作品ですか？あえて作品名は出しませんがところどころ同じセリフ、場面があります。作品を消して欲しいですな。 (2018年9月27日 22時) (レス) id: ffdc5ac2f9 (このIDを非表示/違反報告)
蒼月(プロフ) - あぁぁ……めっちゃ面白いです！！大好きです！ (2018年9月14日 18時) (レス) id: bbbbab448b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：繭花 | 作成日時：2018年9月10日 12時
