ポケモンと一緒に戦って何が悪い！！！！【鬼滅の刃】

37話 ページ40

すると人面蜘蛛は毒について詳しく説明してくれた

『あ、ご丁寧にどうも』←

「うむ」←

善「いや和んでんじゃねぇよ！！」

『とりあえず善逸、その毒抜き取れないから腕切ろうか』

善「は！？嫌ですけど！？？」

『…！、善逸後ろ！！』

後ろから人面蜘蛛が襲ってきたため、刀を素早く抜いて切った

善「ひいいいい！無理無理無理いいい！！！」

『善逸！？』

善逸は恐怖が極限間近まで来たのか、木の上へ登ってしまった

私もそれについていき、向かってくる人面蜘蛛を切り払う

『善逸立って！ここにいちゃ何も変わらない！』

善「無理無理無理…俺には無理だよ、爺ちゃん…！」

爺ちゃん…？

『！』

考え事してる場合じゃない

私は自慢の身体能力を発揮し、木に捕まりながら蜘蛛たちを切っていく

でもこれじゃあ、キリがない…！

『あっ！？』

すると私の腕ごと、木が切れた

糸だ、鋭い糸

腕は掠っただけみたいだが、出血量が多い

それよりも

これは

落ちる…！

ひこうのポケモンを…いや、この中からこの一瞬で探すのは難しい

どうすれば…！

考えろ、頭をフルに使って、

考えろ…！

『ッ…？』

すると誰かに抱きかかえられた

『ぜ、善逸…？』

抱きかかえてきたのは善逸。

眠ってるの…？

善逸は私を地面に下ろすと、さっきの怯えようが嘘のように蜘蛛へ向かっていった

でも、さっきから同じ型の構えばかり…

真逆善逸…壱ノ型しか使えない…！？

だから今まであんなに怖がっていたのか…

善逸は毒で動けない体になっても、無理矢理体を動かした

あんな善逸は、見たことない…

っ、善逸が頑張ってるんだ、私もやらないと

私は善逸のところへ向かおうとする蜘蛛に刀を向けた

集中しろ、体全体に血液を巡らせろ

私なら出来る

大切な人を守るためなら

私は力を尽くそう

『絆の呼吸＿＿＿草の絆・草原』

切りつけた蜘蛛から草が生え、それが刃になり、蜘蛛のところへ散っていく

善「雷の呼吸＿＿＿壱ノ型・霹靂一閃 六連」

それと同時に善逸も型を使い、鬼を切りつけた

力を失った善逸はそのまま小屋の上へ落ちる

『っ、オンバーン！』

私はオンバーンを出し、善逸の元へ駆け寄った

『サーナイト、いやしのはどうで毒の巡りを遅らせて。エンテイ、善逸を蝶屋敷まで連れていきたい、背中を貸して』

ポケモンを次々に出し、善逸の対処をしていく

サーナイトは私の心配もしていたが、私は布で抑えれば済む程度

『…善逸、ありがとう』

私は善逸を連れて山を抜け、蝶屋敷へ向かった

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