ポケモンと一緒に戦って何が悪い！！！！【鬼滅の刃】

36話 ページ39

『…いつになったら動くのよ…』

炭治郎たちが出発して数十分、私は善逸の様子を横からチュン太郎と一緒に眺めていた

善「普通置いていくか？仲間を。こんな山道に。2人で説得してくれたらさ、行くからね？俺だって。Aが残ってくれたからそれは嬉しいんだけどさ、泣いてる仲間置いて2人でスタコラサッサですか」

『…はぁ、ねぇ善逸、行こうよ』

善「やだよおおおお絶対死ぬぅうううう」

『…とか言って、今まで死ななかったでしょ？』

善「へ…？」

『大丈夫、善逸ならやれる。今まで生き延びてきたんだもの

私、善逸の頑張ってる姿みたいなぁ…？』

善「Aちゃん…！！！あぁ、禰豆子ちゃんにも言われたい………ん？あぁぁぁ！あいつ禰豆子ちゃん持ってった！！」

そう言った瞬間善逸は私の手を引っ張って走り出した

チョロいな、こいつ←

『ちゅん太〜、はぐれないでね』

チュン太郎を胸ポケットに入れ、善逸に腕を引かれながら走り出した

しかし走ること数十分、2人の姿が見当たらない

善逸は段々イライラしてきてる

善「あぁもうっ！！うるっさいわ！！」

何を思ったのか急に振り返り怒った

しかし私は何も言っていない

善逸の目線の先を見ると




人面蜘蛛がいた



『ﾋｯ…』

善「ぎゃぁぁぁぁぁあ！？なにあれなにあれ！？人面蜘蛛！？こんなことある！！？」

私は恐怖で声が出ず、善逸は叫びながら私を抱きかかえて走り出した

善「Aちゃんちゃんと捕まっててねえええ！？」

『……』

善「お願いだから失神しないでええええ！！」

はっ、いかんいかん

善「もおおお！！夢なら覚めてくれええええ！！！！」

善逸がそう叫び、上を向いた

するといきなり声をなくした

私もそれに続き上を見る

『ッ…！？う"、ぇ……』

そこには糸で吊るされ、蜘蛛にされている人達

匂いとその姿で吐き気がした

体が、震える

怖い

すると鬼と思われる人面蜘蛛が出てきた

善「おれぇっ！！お前みたいなやつとは口聞かないから！！」

そう言って善逸は逃げ出す

ちょ、あんまり揺らさないで吐きそう…

「無駄だ、お前はもう負けている、ほんとはわかってんだろお？」

善「はぁ！？何言って…！」

「手を見てみろ」

善「手？………」

善逸の手を見ると、まるで何かに刺されたような跡があり、腫れていた

私の体も探してみたが、私は刺されてないみたいだ

これ、真逆…

刺されたら蜘蛛になる感じ…？

37話→←35話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す