30話 ページ32
炭「俺が部屋を出たら直ぐに鼓を叩くんだ。いいな?」
清「は、はいっ」
『…気をつけて』
炭治郎が部屋を出た瞬間、清くんは鼓を叩いた
それにより扉は締まり、ほかの部屋へ移動した
清「…Aちゃん、鬼殺隊っていうのになって……怖くないの?いつも、あんな化け物と戦ってるんでしょ?」
『…そうですね。出来れば私もやりたくはないです』
清「ならなんで…」
『仲間が、いるから』
清「え…」
『守りたいものがあるから、ですかね
私にも出来ることがあるなら、力を尽くしたい』
清「…」
『でも、中には鬼に恨みを持っている人もいる。
その恨み、憎しみが力になっている人もいます』
実際、しのぶさんがそうだった
しのぶさんの声、仕草、表情からは、鬼への恨みの感情が見え隠れしていた
上手く隠しているようだけど、滲み出ている
…炭治郎からは、あまり感じない
家族を殺された恨みはあっても、どの鬼も元は人間で、殺したくて殺している訳では無いということを、恐らく…
鬼殺隊の中で1番理解している
鬼殺隊員の中にはただただ鬼を悪者扱いし、自分を勇者に見立てようと欲するやつもいる
1番醜いのは、鬼でもない
人間。
『…!、鼓が…!』
清「消えた…!?」
『炭治郎が勝ったんです!よかったぁ…これで恐らくこの屋敷から出れますよ!』
清「…それ、敬語取っていいよ?さんもいらない。2歳くらいしか歳変わらないでしょ?
俺的には、その、仲良く……なりたいし…」
『!、うん!清!!』
炭「A!清!てる子!」
『炭治郎!おかえり!』
清「怪我は大丈夫ですか…?」
てる「お兄ちゃん…!よかった…!」
炭「鬼も倒したし、俺も大丈夫だ。
早く外に出よう?正一くんたちが心配だ」
そう言って炭治郎は清くんを背負う
私ははぐれないように、とてる子ちゃんと手を繋いだ
炭「…!」
『炭治郎?』
炭「あ、いや、なんでもない。急ごう」
炭治郎は駆け足になり、それについて行く
そして玄関の扉を開けた
伊「オラァッ!!」
『……………ぇ…?』
伊「刀を抜いて戦え!この弱味噌がァっ!」
そこには、禰豆子ちゃんを守り、いのにいに蹴られている善逸がいた
527人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あいもち(プロフ) - 手持ちポケモンって作者さんの個性が出るから、ポケモンの小説は本当に面白い (2022年2月27日 22時) (レス) id: 7996fa9caa (このIDを非表示/違反報告)
神崎 - 絵めちゃくちゃうまいですね! (2020年5月16日 10時) (レス) id: bf878b2d72 (このIDを非表示/違反報告)
ろまろま - ミミロップ可愛いですよね!なつき進化の条件高めなのでミミロルから育てて進化して、おんがえしで大活躍した時は完動して泣きそうになりました! (2019年12月1日 21時) (レス) id: 00cb91440a (このIDを非表示/違反報告)
バンダースナッチ - てるって漢字は輝くの『輝』ですよ。 (2019年9月1日 14時) (レス) id: 2346fc661d (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 村田さん生きてるかな?…これからも無理せずに頑張ってください!楽しみにしてます! (2019年8月5日 13時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:繭花 | 作成日時:2019年7月27日 3時