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ym side
授業はなんとか終えたものの、頭痛と怠さは未だ残っていて。
机に突っ伏したまま起き上がることも出来ず。
正直言って、これから6時間目だなんて耐えられる訳がなかった。
そんなことを思っていると、肩に温かい手が乗った。
裕「大丈夫？…分かる？」
「…えっ？…あぁ…大丈夫。」
その後、
自分がどれほど酷い顔をしていたのか分からないが、
保健室に行こうと言われた時点で、
他の人から見て分かるくらい顔色が悪いのだろう。
スッと差し伸べられた手に嬉しくも思ったが、
静かにその手を離した。
�燹弔修鵑覆笋弔醗貊錣砲い襪箸�ありえないから。��
いつか言われたその言葉がまだ心に張り付いたまま、
どうも忘れられなくなってしまった。
フラフラと定まらない足元で倒れかかる身体を時折壁に預けながら、ゆっくりと歩いていた___
はずだった。
廊下の角を曲がった瞬間だった。
生暖かい風が吹き抜ける。
周りの音も聞こえない。別世界のような空間で。
たった一度、一度だけ瞬きをしたその瞬間だけで、
「…えっ？保健室の前…？…なんで…。」
具合が悪くて頭がおかしくなった？
だとしてもこれは有り得ないだろう。
宏「…あれ？山田？どうした？」
「あっ、先生…。」
宏「顔色悪いな…ちょっと養護の先生呼んでくるから。」
「あっ、はい…ッ…。」
だけど、その言葉を発した直後にくるりと視界は反転し、頭がズシっと重くなって。
遠ざかる意識のなか微かに聞こえた音のなかに、
大「……ッ……。」
「…だい…ちゃ…。」
知ってる声と、
カチカチと鳴り響く、いつもより少し早い時計の音。
侑「……時間も操れたんだね。」
慧「……どういうこと……？」
少し怒っている幽霊さんたちの声。
次に目が覚めたのは6時間目の終了のチャイムが鳴ったときだった。
養護の先生に、薮先生が来るまで待っていなさいと言われ、まだ怠さの残る体を横に倒していた。
あれ。幽霊さんたちは？
辺りを見渡すが気配は少しも感じられなかった。
ドアの開いた音に考えるのをやめた。
宏「ちょっとこのあと少しお話しようか。」
優しい声だが、何か迷いが隠される表情で。
宏「あと、山田と話したいってやつも来てるから。」
再び開いたドアの向こうに、
心配そうにこちらを覗く中島くんがいた。
今度はゆっくりと時間が流れている気がした。
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さき(プロフ) - ciaociaoさん» コメントありがとうございます……！削除する予定なのは謝罪のページのみなので、大変お待たせしてしまいましたが今後も更新させていただきます(>_<)紛らわしい書き方をしてしまい申し訳ないです。お気持ちとても嬉しいです！今後もよろしくお願いします！ (8月4日 11時) (
レス) @page29 id: 7b1fe2d542 (このIDを非表示/違反報告)
ciaociao(プロフ) - Twitterにおしらせいただいたので、久しぶりに読ませていただきました。もう続きを投稿いただけないとのことで残念です、、お気持ち変わりませんでしょうか、、 (8月4日 7時) (レス) @page29 id: 33ff52010d (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - めいめいさん» わぁぁ！ありがとうございます！返信遅くなってしまい申し訳ございません……また近々更新します！ (2022年6月5日 0時) (レス) id: 7b1fe2d542 (このIDを非表示/違反報告)
めいめい(プロフ) - いつも読ませてもらってます。更新楽しみにしてます！！！ (2022年5月19日 21時) (レス) @page27 id: 3da430cefd (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - 桃大福さん» 返信遅くなってしまいすみません…。そういっていただけるとモチベーション凄くあがります！！ありがとうございます！ (2021年3月11日 13時) (レス) id: 7b1fe2d542 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さき | 作成日時：2020年8月8日 1時
