35話:驚愕チームメイト! ページ37
貴方「どうしてここに…!?というか、宿舎別々だよね!?」
松風「フリータイムだから、温泉に行こうと思って!その前に紹介したい人がいるから、Aの部屋に行ったんだけど、出てこなかったから捜し回ったよ。」
総介「なんだなんだ、他所のグループにズカズカ入り込んできて。」
松風「あ!木戸川清修の皆さん!お久しぶりです!」
和泉「とんだ天然くんだな。」
貴方「えっと…天馬くん、紹介したい人って…?」
松風「とりあえず温泉行こうよ!外で信助達も待ってるよ!ほら!」
貴方「うわ!ちょっと待って!今は…あっ、天馬くん!」
天馬くんに引かれて、木戸川清修の部屋から出てしまう。
ノートもペンも置き去りにして、そのまま天馬くんに連れて行かれる形になってしまった。
ー貴志部sideー
突然の乱入者。コイツは、雷門中の…。
Aしか見えていないかのように、オレ達を置き去りに話を進めていく。
挙句、Aを引っ張って連れて行ってしまった。
和泉「嵐みたいなやつだなぁー。てか、Aノート忘れてんじゃん。ちょっと見ようよ。」
跳沢「お前やめとけって。」
和泉「楽しそうじゃん。ほら見て…ええ、何これ…。」
総介「何だよ。は…?これってオレ達の試合歴?化身や必殺技、フォーメーション……どの試合のことも事細かに書かれてるな…。」
快彦「藤咲先輩、サッカーの知識が無いって言ってたけど…。キャプテンも見て下さい。」
貴志部「これは…。」
恐ろしい程、緻密に書き込まれている。
サッカーの基本ルールは勿論、選手個人のことまで、これ程短期間で調べあげるとは…。
それに、快彦のデータは練習を見たからか
更に深く書き込みがされている。
貴志部「……彼女は、彼女なりに努力しているのか。」
約1週間前に話した時は、サッカーは全く知らないと話してくれていたのに…。それに、ドリンクの味にまで気を回している。
確かに、雪村の言う通り実績の少ないマネージャーは、チームの支えにならないこともある。体調管理を任せる上では心配なこともあるだろうけど、Aに至っては…。頑張りすぎってくらいに予習している。
貴志部「快彦。Aとはどこで会ったんだ?」
快彦「第4グラウンドです。ノートを見ながら入念にチェックを付けてましたけど、何していたんでしょう?」
貴志部「ノート…。」
ノートに挟まれた、1枚の紙を見つけて
オレ達は驚愕した。
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作者名:暁兔 | 作者ホームページ:
作成日時:2022年2月18日 23時