56（YOU） ページ8
全速力で走って、廃工場に着いた。
扉を勢い良くこじ開けると、扉を開けた音が工場内に響き渡る。
私は警戒しながら一歩一歩進む。…誰も居ない？居るとしても、私を見つけたら直ぐに襲いかかってくる筈だ。
少し進むと、小さな部屋へと繋がる扉を見つけた。もしかしたらその中にジョシュアが居るかもしれない。
お願い…！と願いながら私は今度は音を立てないようにゆっくり扉を開けた。するとそこには、ぐったりとした様子で倒れているジョシュアの姿が。
「ジョシュアっ！！」
私は周りの事なんか忘れて彼の元へと駆け寄る。
肩を揺さぶると、ジョシュアは薄っすら目を開けた。…良かった。とりあえず無事で。
「ジョシュア、早く行こう。立てる？」
そう言うと、ジョシュアは首を横に振った。
「どうしたの。早く！早く行かなきゃ。」
JS「…げ……げ…て…」
と掠れた声で弱々しくジョシュアが言った。その声は余りにも小さくて、私は少ししか聞き取れなかった。
「ん？どうした？」
そう聞くと、もう一度ジョシュアは口を開いた。今度は、
�狷┐欧騰�
という声がはっきり聞こえた。
「何言ってんの！逃げてじゃなくて、逃げよう、でしょ？ほら、早く。」
JS「…はや…く、しないと…あいつ…に…」
「何？あいつって誰の事…？」
そう聞いても、力尽きたのか、ジョシュアは私をじっと見るだけで口を開く事は無かった。
ここで居ても意味が無い。急いで出よう。そう思った私はジョシュアをおぶろうとした。
しかし、次の瞬間。
ドゴッ
鈍い音がして、頭に激痛が走った。どうやら殴られたらしい。不意打ちだった。私は力無く倒れる。
そして、ピンヒールで手を思いっきり踏んづけられる。…女？
もしかして、こいつがローズか…？私は考えるだけで体は全く動かすことが出来ない。
その後も蹴られ殴られ、したい放題にされた。私もそろそろ、限界だった。
意識が薄れゆく中、私の視界の端に映ったのは、涙を流すジョシュアと、ローズの腕にある薔薇のタトゥー。そして、ローズの顔だった。
その顔は＿
そこで、私の意識は途切れた。
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まちはぐ(プロフ) - もちさん» ミカンちゃんから聞きましたよ〜！！読んでくれて本当にありがとうございます！！これからも頑張ります！！ (2019年8月22日 22時) (
レス) id: 362e6a4942 (このIDを非表示/違反報告)
もち - 路地裏の狼おもしろかったです！！！ ハッピーエンディングでとても嬉しかったです>< 次の作品でもがんばってください！ (2019年8月22日 20時) (レス) id: 6d4e2e3e46 (このIDを非表示/違反報告)
まちはぐ(プロフ) - ミカンさん» 初めての作品が終わっちゃうって私でもちょっと寂しかったなぁ…。でも新しい作品もどんどん書いていくので期待しててください！！ (2019年8月22日 10時) (レス) id: 362e6a4942 (このIDを非表示/違反報告)
ミカン - いや〜！！オンニ〜終わってしまうの！見るのが楽しみだったのに！今までお疲れ様でした！！次の小説楽しみにしてます！！、、ん、オンニまって、次って新しい小説かくんですか？ (2019年8月22日 6時) (レス) id: 6d4e2e3e46 (このIDを非表示/違反報告)
まちはぐ(プロフ) - ミカンさん» ミカンさんこんにちは〜！ジョシュアペンへといざなうまちはぐです( *｀ω´)後の話の流れを早くまとめられるよう頑張りますね！！ (2019年8月19日 17時) (レス) id: 362e6a4942 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まちはぐ | 作成日時：2019年7月20日 22時
