♡一日大変になりそうだ ページ39
エースside
「えーす!おさんぽいきたい!」
「りんごじゅーすのみたい…」
「わたしのかおをみておくれ!」
「ねむい…」
「えーすー!とけいなおしておいたよー!」
…うん、皆元気があって良いね…うん……
でも僕の部屋で大暴れだけは勘弁して欲しいかなぁ〜…!
『(書類は避難させたし仕事はスペードに擦り付けれた、皆の服も子供服を何とか魔法で作れたから何とかなるけど…僕はジャックほどのエンターテイナーじゃないんだよなぁ…)』
子供の相手なんてしたことがない。ましてや僕はトランプ兵でもまだ入れ替わったばかりの新品だ、アリスとの記憶だって前の
『えっと、まずジャックはいい子だね。直してくれてありがとう』
頭を撫でてあげると、ジャックは「えへへ!」とぷくぷくのほっぺを真っ赤にして笑ってくれた。かわいいなぁ…
で、次はマルフィだな。
『マルフィおいで。君のお顔をもっと近くで見たいんだ』
そう言ってしゃがんで両手を広げると、マルフィは笑顔で駆け寄ってきて僕に抱きついた。そしてそのままキラキラした目で僕を見てくるから、『う〜ん』と大げさに声を出してじっと彼の顔を見てあげる。
『どこをどう見ても昨日のマルフィよりさらに美しいなぁ』
「…!ふふっ、そうだろー?わたちはきょうもいちばんうつくちいんだ!」
『そうだねぇ、僕も君の美しさには勝てないなぁ』
帽子の位置を直してあげながら片手でマルフィを抱えつつダルメシアにリードを持たせて、持ち手の輪を腕に通してからアップルの手を握った。
『リンゴジュース飲みながらおさんぽしよっか』
「…!ん…」
「わーい!おさんぽ!」
よしいいぞ…今のところ皆の相手できて「おれもいく…」おっとジョーが起きちゃった!!
『大丈夫ジョー?お眠じゃない?』
「うん…」
「ぼくもおさんぽいく!ジョーとおててつないでくね!」
『え、いい子だねジャック……』
すっごいいい子じゃないか…何でヴィランしてるんだよってぐらいいい子…!
『じゃ、早速出発だ!』
「「「「「はーい!」」」」」
とりあえずパークを回れば何とかなるよね!だって此処は子供が大好きな夢の国なんだから!!
❤我ながら心配になっちゃうよ→←♡これこそワンダーランドだよね
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作者名:九龍 -くーろん- | 作成日時:2022年10月11日 21時