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「確かに、支部の権限……いえ、地獄神マヤ様の権限なら可能でしょう。何より、地獄神マヤ様ご本人の希望ですからね。それでは、ギルドカードにはそのように登録させて頂きますね。」
ここで気になっていた事を聞こう。
「そういや、そのランクはどうやって決まるんだ?」
「基本的には、その方のレベルで決まります。Bランクだと、レベル50〜60です。」
「Sランクは?」
「レベル100からですね。ちなみに、SSランクはレベル200、SSSランクは……無限領域と呼ばれています。」
インフィニティね。
「手合わせはしないのか?」
「地獄神ともあろう方と戦ったら相手が消し飛びますよ!」
そうクルードさんが言うと、周りで会話を聞いていた冒険者達が、もげるんじゃないかというほどに、勢い良く首を縦にふる。
もげるぞ。
……手加減くらい出来るのに。
「まあ、いいや。早速依頼を受けたいのだが、丁度良いのを探してくれないか?」
Bランクなら、ドラゴンあたりかな。
「はい、Bランクの依頼で一番良いのは、ミストレパード《霧豹》の討伐ですね。近くのダンジョンにいますよ。
討伐証明部位には、額に埋まっている魔石を取ってきて下さい。」
ふむ、ミストレパードは自身の姿を周りの景色と同化して攻撃するから厄介だと言われている魔物だな。
まあ、私は魔力が見えるから、何の意味もないのだが。
それより、
「ダンジョン?」
「ええ、この町には、100層以上の大きいダンジョンがあるんですよ。
あ、ダンジョンとは、魔物が住みついて層ごとに違う環境を作っている所です。10層毎にボスという特別強い魔物がいますし、トラップや宝もあります。
ミストレパードは8層付近にいますよ。」
「ありがとう。討伐匹数は?」
「幾らでも買い取りますよ。ここのギルドは結構栄えていますので、財政に余裕があるんです。」
「分かった。
「あっ、やっぱりほどほどにして下さい。」
発言の撤回は認められない。
「さて、それじゃあ行きますか!Bランク冒険者マヤとしての初めての依頼を達成しにね!」
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ネオン - めっちゃ面白いやないですか凄い (2021年9月23日 9時) (レス) @page43 id: 3ef83fb3a7 (このIDを非表示/違反報告)
黒百合(プロフ) - 吾里気» コメントありがとうございます。魔族なんてマヤ子の敵ではありません(σ・∀・)σゲッツ!! (2019年12月20日 7時) (レス) id: a567d07bc8 (このIDを非表示/違反報告)
吾絈(プロフ) - どうしてだろう、マヤちゃんに振り回される魔族が可愛く見えてきた……。めっちゃ面白いです!!更新頑張って下さい!応援してます!(^ω^) (2019年12月16日 1時) (レス) id: 1c773c6c8f (このIDを非表示/違反報告)
白山風露(プロフ) - びょうさん» 御指摘有難う御座います。少しでもこの作品を読んで下さる皆様の御期待に応えられるよう頑張りますね。 (2019年11月28日 13時) (レス) id: e503aa1548 (このIDを非表示/違反報告)
びょう(プロフ) - なろうあるあるとか、小説の書き方をお勉強なさったほうが良いと思います。期待してます。 (2019年11月28日 3時) (レス) id: 0b0984a937 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒百合&白山風露 x他1人 | 作成日時:2019年9月20日 19時