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42歩目 ページ42

宿屋に戻って、布団でぐーたらする。
やっぱね、こんな暑い中外出たく無いんですよ。
神でも耐えられるってだけで暑い事に変わりはないんですよ。

「あー、ポテチが欲しいわー」

…無いものは作れば良いじゃないか!
地球行くの面倒いし?
金持ってないし?
空納のポテチを補充してなかったのが悔やまれる今日この頃。

何故か空納にじゃがいもだけあったので宿屋の台所を借りてポテチを作ります。
…まあさ?良いじゃん?
たまにはご都合主義も良いじゃん?

という訳でマヤちゃんの3分クッキング!
まずはじゃがいもを薄く切ります。
ギザギザに切れる程私は器用ではありません。
油を鍋いっぱいに注いで加熱します。
…3分以上掛かりそうですね。
3分と言ったからには3分に納めましょう。
まあ、私には出来るんですよ。

これぞ、世界一…いや、宇宙一無駄な時間操作です。
何をしたかって?
私と油以外の時間を止めました。
時間は止まってるからカウントされません。
え?それは屁理屈だって?
…そうとも言います。はい。

気を取り直して、じゃがいもを投入します。
油が撥ねないように注意しましょう。
いい感じの色になったら引き上げます。
私は素手でやってますけど、皆さんはちゃんと網使いましょうね。
めっちゃ暑いですよ。

とりあえず出来たので食べてみましょう。

「…うん。芋だな。」

…味付け忘れてた。

ーーーーーー

マヤがあほな事をやっていたその頃。

「勇者達よ、お主らにはこれより魔王を討伐してもらう」

王城にて。
国王の間にはクラスの生徒達が集められていた。

「えぇ……国王様、流石に無茶ですよ……まだ戦い方も分かりませんし、剣だってまともに扱えないんですよ?」

「勿論、今のままでは不可能だ。そこで、お主らのレベルを上げるために、明日からはダンジョンで魔物と戦ってもらう」

「ま……魔物……」

恐怖に震える生徒を意に介さず、国王は話を続ける。

「これがお主らの装備だ。各々の職業やスキルを加味し、名工達が1つ1つ作り上げたものだ」

「す、すげぇ!カッコイイ!」

「これなら魔王にも勝てそうな気がする!」

喜ぶ生徒達。
だが……

「国王様、私の装備が無いのですが……」

「俺のも……」

「僕の装備も……」

5名の生徒が国王に尋ねた。

「お主らは他の者に比べてステータスもスキルも劣っておる。ここから先、成長する事は考えられん……」

「そ、そんな!」

「故にお主らより……勇者の地位を剥奪する」

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ネオン - めっちゃ面白いやないですか凄い (2021年9月23日 9時) (レス) @page43 id: 3ef83fb3a7 (このIDを非表示/違反報告)
黒百合(プロフ) - 吾里気» コメントありがとうございます。魔族なんてマヤ子の敵ではありません(σ・∀・)σゲッツ!! (2019年12月20日 7時) (レス) id: a567d07bc8 (このIDを非表示/違反報告)
吾絈(プロフ) - どうしてだろう、マヤちゃんに振り回される魔族が可愛く見えてきた……。めっちゃ面白いです!!更新頑張って下さい!応援してます!(^ω^) (2019年12月16日 1時) (レス) id: 1c773c6c8f (このIDを非表示/違反報告)
白山風露(プロフ) - びょうさん» 御指摘有難う御座います。少しでもこの作品を読んで下さる皆様の御期待に応えられるよう頑張りますね。 (2019年11月28日 13時) (レス) id: e503aa1548 (このIDを非表示/違反報告)
びょう(プロフ) - なろうあるあるとか、小説の書き方をお勉強なさったほうが良いと思います。期待してます。 (2019年11月28日 3時) (レス) id: 0b0984a937 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒百合&白山風露 x他1人 | 作成日時:2019年9月20日 19時

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