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「えーと、マヤさんに売って頂いた素材の合計金額は、10億2000万バエルですね。」
ダンジョン攻略よりもドラゴン狩りの方が儲かるんじゃね?
「もう一生遊んで暮らせるよね……」
「マヤさんに一生なんてないと思うけど……」
確かに神に寿命もクソもない。
「ここから先は私はただの冒険者マヤだ。という訳で、さっきの話はまた後で。」
「分かった。」
「マヤさん、ギルドこっち。」
「メンゴメンゴ。」
さて、一つ懸念しているのは、転移者共の内の誰かが冒険者になっていた場合だ。
私はSSSランクだが、世間的にはSランク。
権限ではSSランクには敵わない。
「そーいう時は、力で黙らせるんだよ。」
また心の声が漏れてた。
ちっ。
だが、カセンさんの言っていることは正しい。
力で黙らせるのが1番手っ取り早いのだから。
それにしても。
「うぉー、ここ結構小さいね。」
地獄の都は、この5倍はあった。
「ここは全大陸の中でも特に大きな都市だけど……さすが地獄だね。規模が違う。」
同じ宇宙の中なら、地獄は繋がっているからなー。
でかい都市が作りやすいのだ。
「さて、ギルドに着いたよ。ここで一旦別れる事になるけど、最悪剣術大会で会えるよね。」
「出来ればその前に打ち合わせでもしたかったが、当日でも問題ないな。」
打ち合わせとは、転移者対策の事だが……まあ何とかなるでせう。
槍の隠し機能を使えば良い。
「それじゃ。」
「またね。」
「おう。」
2人がクエストボードに向かって歩いていく。
2人がギルドを出たら隠し機能を発動するつもりだ。
この機能はおまけに着けたのでいろいろ問題があるのだが、こちらから言いたい事を伝えるだけなら十分だ。
「さて、私はSランクにあげてもらうとしよう。」
私は私の目的を達成する。
ちなみに、地獄経由なら今すぐ地球に帰ることは出来るが、しばらく冒険者ライフを謳歌したいので帰らないことにする。
それに、地獄神である事を奴らの記憶から消したのが無駄になってしまうからな。
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ネオン - めっちゃ面白いやないですか凄い (2021年9月23日 9時) (レス) @page43 id: 3ef83fb3a7 (このIDを非表示/違反報告)
黒百合(プロフ) - 吾里気» コメントありがとうございます。魔族なんてマヤ子の敵ではありません(σ・∀・)σゲッツ!! (2019年12月20日 7時) (レス) id: a567d07bc8 (このIDを非表示/違反報告)
吾絈(プロフ) - どうしてだろう、マヤちゃんに振り回される魔族が可愛く見えてきた……。めっちゃ面白いです!!更新頑張って下さい!応援してます!(^ω^) (2019年12月16日 1時) (レス) id: 1c773c6c8f (このIDを非表示/違反報告)
白山風露(プロフ) - びょうさん» 御指摘有難う御座います。少しでもこの作品を読んで下さる皆様の御期待に応えられるよう頑張りますね。 (2019年11月28日 13時) (レス) id: e503aa1548 (このIDを非表示/違反報告)
びょう(プロフ) - なろうあるあるとか、小説の書き方をお勉強なさったほうが良いと思います。期待してます。 (2019年11月28日 3時) (レス) id: 0b0984a937 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒百合&白山風露 x他1人 | 作成日時:2019年9月20日 19時