20歩目 ページ20
「ここまでありがとうございました。こちらが代金です。ご確認下さい。」
シュバルツさんに渡された袋を確認する。
「20万バエル。受け取ったよ。」
「確認完了!」
「こっちも。」
全員確認し終えたところで、シュバルツさんに声をかけられた。
「ドラゴンの素材、お持ちでいらっしゃいますか?」
商人の目だな。
もちろん、全部持っている。
「ああ。何だかしらんが、全部持ってきた。」
「全部……さすがマヤさんですね……さて、そちらの素材ですが、私達アガリア商会で買い取らせて頂けませんか?」
アガリア商会というのか。
金欠でもないし、早くドラゴンは売り飛ばしたい。
だが、聞いておきたい。
「買い取るのは問題ないが、本来はギルドの管轄だろ?」
「ええ。しかし、1匹倒すのにも多くの犠牲を払わなければいけないドラゴンを大量に持ち込むのは、いくらSランクでもありえない事です。ですから、その分マヤさんの身元が割れやすくなります。アガリア商会では、ご本人が望む場合、素材の出元は隠す事が出来ます。それに、各地に進出していますので、ドラゴンを少しずつ出していく分には問題ないでしょう。」
そこまで考えていたのか。
「良いだろう。ドラゴンの買い取りを頼もう。」
「ありがとうございます。ヴァイス!ご案内しなさい!」
「はい!こちらです!」
移動中に知ったが、学校の奴らとは比べものにならないほどヴァイスさんは良い人である。
あー、もうあいつらには会いたくないが、私が地獄神ってことは忘れてるんだよな。
よし、復讐するか。
「マヤさん、顔が怖いです。」
「悪いね。」
怖がらせたか。
反省している。
「その顔は復讐でしょ?」
カセンさんが聞いた。
図星だ。
ちなみに、この2人は剣術大会の武器を買いたいということで一緒に来ている。
私もついでに見るか。
もしかしたらヘパイストスの魔剣とかあるかも知れないし。
─────────────────────済みません!
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皆様には、大変なご迷惑をお掛けしました。
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ネオン - めっちゃ面白いやないですか凄い (2021年9月23日 9時) (レス) @page43 id: 3ef83fb3a7 (このIDを非表示/違反報告)
黒百合(プロフ) - 吾里気» コメントありがとうございます。魔族なんてマヤ子の敵ではありません(σ・∀・)σゲッツ!! (2019年12月20日 7時) (レス) id: a567d07bc8 (このIDを非表示/違反報告)
吾絈(プロフ) - どうしてだろう、マヤちゃんに振り回される魔族が可愛く見えてきた……。めっちゃ面白いです!!更新頑張って下さい!応援してます!(^ω^) (2019年12月16日 1時) (レス) id: 1c773c6c8f (このIDを非表示/違反報告)
白山風露(プロフ) - びょうさん» 御指摘有難う御座います。少しでもこの作品を読んで下さる皆様の御期待に応えられるよう頑張りますね。 (2019年11月28日 13時) (レス) id: e503aa1548 (このIDを非表示/違反報告)
びょう(プロフ) - なろうあるあるとか、小説の書き方をお勉強なさったほうが良いと思います。期待してます。 (2019年11月28日 3時) (レス) id: 0b0984a937 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒百合&白山風露 x他1人 | 作成日時:2019年9月20日 19時