異世界転移した最強の地獄神〜捨てられたのでゴーイングマイウェイを貫きます〜

１９歩目 ページ19

｢確かに、教会とかにばれたら面倒だよね。マヤさんならどうにでもなりそうだけど。｣

カセンさんは理解したようだ

｢とりあえず、身元が割れる……か、私が割るまで、私の事はただのSランク冒険者マヤとして扱え。Sランクならちっとは目立つだろうが、それもすぐに収まるだろう。｣

もちろん、ダンジョン攻略なんて覚えてない。
そのせいでとても有名になる事は知らない……というか、知る気がない。
その気になれば未来を見ることは出来るのだし、教会の人間を潰すのも容易いからだ。

｢だが、命が危うくなったら、その時は言っても良い。そこまでして隠すべき物なら、最初から隠している。でも、出来れば身割れしたとは伝えてくれ。｣

｢分かった。｣

｢そうさせてもらう。｣

さて、ここでダーインスレイヴがあることに気付く。

｢魔物、いないな。｣

そう。
まだ彼女達は１度も戦っていない。

｢うーん、マヤさんに気付いて逃げてるとか？｣

｢それもあるが、逆に力比べしたいメタリックなドラゴンとかいっぱい寄って来たんで、倒しといたよ。｣

……あれ？
皆固まっちゃった。

｢ねえカセン……｣

｢私も同じよ、テイハ……｣

｢恐らく私も……｣

｢俺もだよ……｣

｢私もでございます……｣

うん？
私以外の思考が一致？
はぶられたぞ？

｢｢｢｢常識って何だっけ？｣｣｣｣

うん。
言い方の違いはあれど、皆同じ事を言っている。
は〜ぶ〜ら〜れ〜た〜よぉぉぉ〜

｢ああそうだ、倒しやすいの基準がドラゴンなんだ。今更だよ。｣

全然フォローになってないよ、テイハさん。

とまあいくつかのトラブルが起きたものの、無事聖都にたどり着いた。

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