異世界転移した最強の地獄神〜捨てられたのでゴーイングマイウェイを貫きます〜

１７歩目 ページ17

早朝。
ギルド前でダーインスレイヴと合流し、今は依頼主の到着を待っている。

｢テイハさん、カセンさん、あんた達は飲み明かしちゃダメでしょ。｣

私は１年の徹夜も平気だが、２人は人間だ。
今日のパフォーマンスに影響が出るのは良くない。
というわけで、こっそり睡眠回避の魔法をかけておいた。
１日だけ睡眠を取らなくても良いという魔法だが、人間に１度使うと３日は使えなくなる。

｢まだ元気だから、大丈夫だよ。｣

そりゃ睡眠回避の恩恵ですよ。

｢うぃー……まだいけるぞ〜｣

テイハさんには酔い醒ましがいるな。

｢覚醒。｣

｢あれ？ここは？｣

｢もう朝。依頼主がそろそろ来るよ。｣

｢もう朝なの！？｣

驚くテイハさん。
ちなみに、私はかなり酒に強い。
１０樽位は問題無いだろう。
読者の皆さんがやったら１樽でも間違いなく死ぬので絶対にやらないよーに。
やって何か起きても責任は取らない。

｢あっ、来たよ！｣

｢おっ、でかいな。｣

この世界ならかなり大規模だな。

｢おはようございます。私はここの商隊長、シュバルツと申します。こちらは息子のヴァイスです。本日はよろしくお願いします。｣

｢よろしくお願いします。｣

シュバルツさんが４０、ヴァイスさんが１５位か。

｢ダーインスレイヴ、Aランク冒険者のテイハだ。｣

｢同じくAランクのカセンだよ。｣

所属パーティー、ランク、名前を言えば良いんだな。
こういう所は向こうを見習うべきだ。

｢ソロでAランク冒険者のマヤだ。よろしく。｣

｢いや、あんたSSSランクでしょ。｣

カセンさんに突っ込まれた。
隠している訳でも無いし、言ってしまおう。

｢そうだった。私はレベル上げをしたいからAランクになったが、緊急時にはSSSランク冒険者の権限を使用出来る。だが、冒険者としての経験はダーインスレイヴの方が上だ。｣

｢｢｢SSSランクゥ〜！？｣｣｣

また驚かれた。

とりあえず、自己紹介を終えたので出発しよう。

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