だらしない妻と神経質な夫

初めましてのお話 ページ4

編集部屋に私とカンタくんだけでなく、今日はふぅちゃんもいる。ロングデスクで静かだから編集捗るらしい。


ト｢キイチー！！｣

キ｢はい！｣

ト｢あ、チーもセットで連れて来て？｣

キ｢今のキイチーはあいつも含まれてるパターンの方なんすね？笑｣

ト｢そう、ムズいけどそうなのよ笑｣


そんな声が聞こえたから走って降りるとリビングに構えられてるカメラ。


『呼びました？』

ト｢呼んだ。お話するサブ撮りたくてさ｣

『ふぅちゃん拗ねてましたけど？』

ト｢え？なんで？｣

『ともくん私は呼んでくれない！いい！カンタさんと居る！って。』

ト｢ごめんごめん！！ふぅも来る〜？｣

ふ｢いい！！｣

『ほら拗ねてる。』

ト｢ごめんってぇ〜！｣

『迎えに行ってください。ついでにカンタくんも。』

ト｢お前のカンタくんついでに持ってくるわ笑｣


富永さんが階段を登り始めるとキイチがグーパンしてくる


キ｢先輩に行かすな笑｣

『だってふぅちゃんは私が行っても無駄だもん笑』

キ｢ふぅさん未だにちょっと緊張する｣

『あー女の子だから？笑』

キ｢先輩の彼女だから！｣

『私もやでって』

キ｢お前はゴリラじゃん｣

『なんだと？』


キイチに掴みかかって押し倒し頬を抓る


キ｢痛い痛い痛い！ほんとに痛い！！力がオス！！｣

『あぁん？』

キ｢ごめんって！！痛いっ！！｣


その私の肩にかなりの圧がかかった。


カ｢A？｣

『うわっ！びっくりした！！』

カ｢何してんの？ねぇ？今までキイチのこと怒ってたけどもう結婚したからちゃんと怒るよ？なんでキイチに跨ってんのか説明してくれる？｣

『あれ？もしかして...おこ？』

カ｢怒ってるよね？俺の顔が楽しんでるように見える？｣

『だってキイチがゴリラって言ってくる。カンタくんの嫁ゴリラって言われるのカンタくんに失礼だよ...』


私がしゅんとすると打って変わって私を引き寄せた


カ｢ご、ごめん...俺のため？キイチ！謝れ！｣

キ｢また俺っすか！？｣

カ｢ごめん、もう怒ってない！｣

『ほんと？』

カ｢ほんとほんと！！｣


私を抱き締めるカンタくん越しにキイチと目が合ったからべーってしとこ。


キ｢なっ！！富永さぁん！！｣

ト｢ひひっ、ドンマイ笑｣

『...恥ずかしいから離れて？』

カ｢あ、ごめん｣

キ｢全然恥ずかしがってねぇし...｣

『で、なんで呼ばれましたかね？』

ト｢やっと本題にたどり着いたわ笑｣

カ｢あ、カメラ回ってんの！？｣

ふ｢え！？｣

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