団子屋の看板娘は結野家の遠い親戚の陰陽師。【神威落ち】 (ページ21)

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第１４符　団子屋で間接○○！？ページ21

神楽「大丈夫アルカ？ A」

あれからAは、神楽に公園のトイレへつれてってもらい、
たった今、トイレからやけにスッキリとした表情で出てきたところだった。

A『ありがとばい、神楽ちゃん！おかげでスッキリしてお腹ば空いてん！』

神楽「なっ!? お腹の調子チェンジ早くないアルカ!!? スッキリしてお腹空くって何!!?」

神楽は困惑した。
自分でも良く食べるほうだと自覚しているが、さすがに神楽は短時間でお腹の調子が良くなっても
すぐにはお腹は空かないのだ。

神楽「A。腹減ったんなら、さっきあのドセコイ税金ドロボーのせいで食べられなかった
団子食べに行くネ!!」

A『…神楽ちゃん。沖田さん嫌っとるん？』

神楽「えっ!?何アル、急に！？大ッ嫌いアル、あんなヤツ！」

A『…他に感じるこつないっ？例えば、気づーたら目で追っとるとか、
何気に沖田さんのこつば考えとる時があるとか、胸が苦しゅーて仕方ない時とか…』

神楽「A!! 早く団子食べに行くネ！！！！」
　

猛ダッシュ。

A『ええっ！！？Σ(゜д゜) 神楽ちゃん待つばい！！」

そして、二人はあの団子屋に向かった。

ーーーーーーーーーー

神楽「…………お前は私達になんの恨みがあるネ…！」

沖田「恨みがあんのはてめーだけでィ。お前こそ何でココにいんだ」

神楽「それを私が訊いてるアル!! お前、妹萌えのトコにいたんじゃなかったアルカ！？」

Aと神楽は団子屋に着いた。
・・・ものの、そこになんと沖田がみたらし団子をほおばりながら
くつろいでいたので、神楽はズッコケそうになった。

そして今、神楽と沖田のいつも通りの口喧嘩＆取っ組み合いスタート。

神楽「ぐぬぬ…っそこ退くヨロシ～～!!」

神楽は沖田の後ろからお腹に手をまわし、いすから退かそうとする。
つまり、抱きついている状態。

A小声『ほわぁ～…神楽ちゃん大胆ばってんｗｗ』

Aは少し顔が緩み、思わず笑みがこぼれた。
だが、バレたらヤバイと思い、必死で笑みをかみ殺す。

沖田「うおっ…!? 何すんでィ！食えばお前は満足なんだろィ？
だったらコレやるから、放せ！」

そう言い放つと、まだ食べかけだった団子を無理矢理神楽の口に押し込む。

神楽「きゃっふー！いただきアル！ついでに全部くれ」

沖田「嫌だ」

A『…ッ！！？？/// か、神楽ちゃん、沖田さん…今…」

沖・神「？？？」