いただきものはウサギさん

29.俺 ページ29

JK said


JK「ヌナぁ………」




ヌナの部屋のドアに背中をつけて座る。



ドア越しにヌナが座ってたりしないだろうか。



JK「あんまりユンギさんのことばっか考えてたら僕怒っちゃいますよ〜」




……………応答なしか。

ガチャ


JK 「え！？」

いきなりドアが空き、僕は部屋に倒れこんでしまった。



『さっきのほんと？ぐぅ。』



JK「さっきのって？」

冷静をよそおっているつもりだが目の前にはヌナの顔。


ち、近い！！


『ぐぅは私がユンギのとこ行ったら怒る？』






JK 「はい。」


だって恋敵だもん。




『そっかー………じゃあぐぅにしよっかな。』



JK「？」



『ぐぅをたくさん可愛がって私とぐぅに入り込む隙がないことをユンギに見せつけてやれば諦めてくれるでしょう。』



はじめの方の言葉は嬉しかったけど、それって結局ユンギさんのこと考えてんじゃん！



JK「ヌナは僕のこと可愛いって思ってるんですか？」


『可愛い可愛い』



JK 「そんなんじゃ僕よりユンギさんの方が有利じゃないですか。」



………もう決めたもんね！



『？ぐぅは可愛いよ？ユンギに負けないくらい』









JK 「俺はそんな目で見て欲しくない」



『お、俺！？』




JK「俺のこともっと良く見てぇ……？」



『ストップ！どうしたぐぅ！！』



カッコ良さを出そうと思って……じゃない！


JK「俺はジョングク。ぐぅとは違う。」



ごめんヌナ。もう良い子になれないや。




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明日と明後日の2日間、更新を休ませてもらいます。すいません。
　

明明後日には再開する予定です。

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