Daisy..**

Daisy ページ10

嘘だと信じたくない気持ちと勘違いをしたという羞恥心


恥ずかしさのあまりひょくちぇの腕を掴んでいた手をそっ…と離すと


「あー…まだソンムルも用意してないのに…」

蚊の鳴くような消え入りそうな声を出すひょくちぇ…
文句を言いながら離した手を再び冷たい掌に収めるひょくちぇ…の、


次に出てくるだろう言葉に視界がボケて…歪んだ


まだ何も言ってないだろ…
って少し呆れ笑いながら空いてる左手で涙を拭ってくれる指は優しくてやっぱり冷たくて…。





「…好きだよ」



頬に冷たさを感じながら聞こえてきたその言葉に…音色に……
涙のダムは決壊して子供のように泣いた


「…頼むから泣くなよ……笑」

更に泣き出した私の耳に届いた…焦り笑う声



でも頼まれたって止まりそうにない




ひょくちぇがしてくれた2度目の告白は…



けじめを付けるためでもない

過去形でもない




切なさのない告白……


初めてされた

現在進行形の告白なんだから………。



拭っても拭っても止まらない涙、に
諦めたように笑って……ちゃんと言いたかったのに…って
ごめん。と潤む視界に申し訳なさそうな彼が狂おしい程に愛おしくて。

今は…これで許してって手を伸ばした先は後部座席


目の前に差し出されたのは…


バラなどのヌーディなものではなく白く小さくて可愛い花の花束





…涙でとても綺麗には言えそうにないけれど。




散々素直じゃない私からの素直な気持ちを告げると、、








贈り物に最上の微笑みと甘いキスも追加してくれた




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Ｄaisy


“私も…「あなたと同じ気持ちです」”




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Ｆin

作者より♭→←2ヶ月

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