Daisy..**

ずっと。 ページ38

その中でそれはそれはもうずっと昔に一人で感心したこと思い出して


「ドンへってさ、意外と勘が鋭いんd…っ！…」

だね、って顔をあげたら彼の唇によって食べられたその先の言葉…


咄嗟にしがみついた彼の胸元の服
可愛くないその交わりに息が苦しくなって胸元を叩くと少し離れたひょくちぇの身体


……はあ、と求めていた酸素を肺いっぱいに吸い込んだ


「…まだある？」

息を整えてると聞こえたその声はやけに色っぽく感じた…
目の前にあるひょくちぇの喉仏が動くのをただじっ…と見てた

静かに首を横に振って終わりを伝えた
よくわからないけど…


「…なんで…」

その続きは口には出来なかった
荒々しい交わりに感じたのは私への慰めなんかじゃい気がしたから…。




「言っておくけど、俺も人並みに妬くから。」


はー…ムカつく、もういい終わり。って身体を自席に収めて一人で続けてる

過去だと…そう伝えたくて話してたのに…意と反したことになってる



誤解を解かなければいけない

けど、



今は…この小さな喜びを噛み締めていたい



「…これからも妬いてね？」

ぎゅっ、と身体を乗り出して首に巻き付いた

「ヤー笑 何言っｔ「これからもずっと、ずっと。」



ずっとずっと傍にいてほしい
言葉がなくても分かり合える、そんな存在になっても空気になってしまいたくはない




「…わかった。」

声でわかる、想像できるひょくちぇの微笑みと
背中に回してくれた手が安心以上のものをくれた





そろそろ帰ろっか、私のその言葉に


あ。


と、離れたひょくちぇが後部座席に手を伸ばして

Aとスジン待ってる時にたまたま見つけた、と渡してくれたのは



……あの日のあの小さくて可愛いお花の束。



少し前の寒空の下、仕事から帰宅してすっかり萎れてしまったそのお花を処分ばかり
凄く残念に思っていた胸の内も処分したこともひょくちぇに言ってない



嬉しさより驚きが勝ってる私にひょくちぇが続けた



部屋の花がなくなってたから。って






…今さっき交わした会話の中

私の心の中で祈った些細な願いがずっと続くって、そんな気がした





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