すとんずがーるは森本担。

46 え？ ページ46

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すーっと息を吸って吐く。これは結構な心臓の量は必要かなぁ、なんて。



深呼吸して落ち着けていると、慎ちゃんが口を開いたのを見た。







森「………あの、さ、」







ふと目線をあげるとバッチリ目があった。


ああ死にそう。




無理。

死ぬ。

湧く。





オタクの三元用語を言って見ても事態は変わらないし、てか変わって欲しくないし。









森「俺、ずっとAが好きだった。」









………本当にこれ企画？って思うほどの演技力。



素敵すぎるよね、守りたい、この笑顔。







ぐああああ死にそう！！








森「あの時は守れなかったけど」









………えっ？



不意を突かれて、焦りながら目を見開く。





あの時？


あの時、と言われてピンとくるのは【私の傷跡】の件だった。






ジャニーズなのに、なんで女がいる？


そんな偏見を持った人たちに殴られ続けていた、そんな出来事。




森ちゃんがすぐきてくれて、助けてくれていたけれど。









………待って。


もしかして、これ本気の誓いの言葉だったりする？しちゃいます？




いや、そんなわけないよね……？


でもこんな話題持ちかけてまで……。



ていうか口説くの概念飛び越えすぎてびっくりする。空き巣も驚きだよ。






悶々とした気分を抱えて、慎ちゃんを見つめる。



すると、そのまま目の前が真っ暗になった。








「…………え？」









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