すとんずがーるは森本担。

45 今夜、姫川を口説きます ページ45

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その時、スタッフさんがやってきて、原稿を後付け。なんだろう？


そう首を傾げながら森ちゃんと読み合わせると。





【面白いリクエストをいただいたので、今日の口説きはこのお便りだけでやってもらいます】





原稿と一緒に机に置かれていたお便り。






裏向いていた紙を表に向けると、綺麗な字が見えた。


とりあえず、ぶっつけ本番で読んでみよう。




そう思いながら、「東京都、ゆきりんさんからです」と読み上げて下の文に目を移す。


瞬間、口があんぐりと開いた。






………え？？？






「え、ちょ……え、これ……？」






私が戸惑っているので、森ちゃんが不思議そうに私のお便りを手にとってそのまま読み上げた。






森「代わりに読みまーす。……森本くんが姫川さんを口説いてくださ……い？」






２人してまたもや顔が赤く染まる。






なんつーお便りだ。すっごい変な趣味を持った女の子からであろうそのお便りを見つめる。


てかスタッフさん、さっきの会話聞いて面白そうに持って来たでしょ！許さないよ〜……。





でもこれはリクエスト。やるしかない…。








「………森ちゃんに結婚しようとか言われたら即籍入れるわ！」









いつものテンションで笑うと、森ちゃんが真剣な顔つきになる。



心臓ぶちまけそう……。









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