すとんずがーるは森本担。 (ページ31)

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31 めが覚めるとページ31

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カーテンから漏れる日差しに、私は薄く瞼をあげる。

「…もう朝かぁ」

そう呟くと、私は近くにあるであろうスマホを手探りで撮ろうとした。

そのとき。

サラッと何か手に感触が。

「！！？」

急いで起き上がろうとするけど、起き上がれない。

何かに抱きつかれているような、いや多分、うん絶対そう。

恐る恐る隣を見ると、何にも服を着ていない森本慎太郎の姿。

「わお」

驚きすぎてそんな声しか出ない。

冷静な顔してるけど馬鹿みたいに心拍数はやばい。なにこれ。うんなにこれ。

……もしかして？

と思って急いで視線を自分の体に移す。

………良かった。自分はまだ安全地帯にいた。

服を着ていることにこんなに喜び感じたことないな。

森「んぅ…………ぇ、は？A？」

なんか謎に納得してると、横にいた森本が寝返りを打とうとして私にぶつかる。

その拍子に目覚めたらしく、パチパチとめっちゃ瞬きをしている。

「あ、おはぴー」

騙してやろ、と思って私がそう言いながらさも今服を着たかのように手をトップスに添える。

森「………は？」

森ちゃん、呆然。唖然。

森「ま、え、は？待って待って、シた？」

「なに言ってんの慎太郎。昨日あんなにしたのに～！！」

森ちゃんフリーズしちゃったよ。

私が色っぽくそう言うと、森本は塞がらない口をパクパクさせた。

なんか可哀想になってきたのでもうネタバラシのタイミングを見計らう。

そのとき、森ちゃんがやっと口を開けた。

森「待って、ごめん。これって付き合ってからするべきだったよね？」

可愛い怯えたような瞳でそう言う森ちゃん。

あ、もう我慢できねえ。

「なに森ちゃん可愛い！！私と付き合いたかったんだねもちろんオッケーだよ結婚しよう！」

森「まじだるいわ嘘かよ！！」

森ちゃんは心底安心したように私を軽く叩いた。

……てか付き合ってからするべきって、誠実すぎない？

ああもう好き。大好き。愛してる。結婚したい。

ジュリタナカとは全く違う。(偏見)

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森「まじで俺飲み過ぎには注意だわ」

「酒癖悪いね、顎クイされたよ昨日」

森「(その時はまだ記憶あったとか言えない)」

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