心 × inar

大 貴 と だいき ページ45

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伊｢… こっちも似たような感じで、…｣

『大 貴くん、すっごいピュアだね、うちの だいちゃんと同じニオイがする。笑』

伊｢あ、それ思いました、笑
……最近は少し治まってきてるんですけど…、パニックになっちゃうこともあるんです、…でも本当、頑張り屋さんで､､……あ、初対面の方にこんな話すみませ､｣

『ほぁ〜…！！キミ高校生でしょ？………すげーなぁ、』






なんてコッチで話してたら…







有｢いのちゃっ、！……、｣






ちょっと涙目でこっちをみてるウチの だいちゃん。笑





伊｢ん？固まってどしたの、笑｣

有｢わんちゃん、｣

『ああっ、こら だいき、この子の服入んないの！！…もぉ〜、ごめんねぇ？、ほらっ出といで、』







どうやら遊んでるうちに、だいちゃんの服の中にすっぽり入っちゃったみたい。笑







伊｢んはっ、可愛いっすね、笑｣

『こんな事いつも絶対しないんだけど…、ビックリさせちゃったよね、本当ごめんね？』

有｢んーん、びっくりしたけどね、あのねっ、ぎゅうしてあげたら、まんまる！まんまるなった！！くふふ、｣






お腹部分の服の中でまん丸になってる だいきくん。笑
そこで落ち着いたらしい。笑


落ち着いちゃったらしい だいきくんに少し困り顔なこの人。
…だけど、優しい顔。









『……さっき初めて大 貴くんを見た時から何となく分かったよ、オレら似たもの同士ネ？笑』

伊｢みたいですね、笑……あの、下の名前って…｣

『ん？…あ、慧。……伊 野 尾 慧、28歳です』

伊｢すげぇ、同姓同名で顔も似てる…、オレは、17歳です｣









再び遊び始めた大 貴と だいきに時折目を向けながら、こっちはこっちで話を進める。笑








『ふへへっ、ドッペルゲンガーみたい、笑』

伊｢笑笑……、あの、お散歩中だったんですか？……だいきくん一匹でちょこちょこって走ってましたけど…｣

『うん、たまにね、この時間にリード外して走らせてんの。……これがお気に入りみたいでさ。笑』

伊｢そっかぁ……うちのもそう出来るかな、｣








だいちゃんを一人にした事は無くて。
一人の時間を作ってあげた方がいいのかな、とも思ってたし…








『…大 貴くんはさ、……好きでキミ…慧くんと一緒にいるんだし、幸せそうだから。
……そのままで いいんじゃない？』

伊｢、…あのっ、｣

『これ、うちのサロン。…いつでもおいで、』







…素敵な出会いでした。


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