心 × inar

頑張りすぎちゃったね、 ページ38

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有｢ひっく、…うぅっ、いのちゃん、｣

伊｢あぁあ、ちょっ、待ってね、｣






最近の大ちゃんは、オレの友達との距離を縮めることに力をいれてるらしく、

今度は 幼馴染の八 乙 女 光、薮 宏 太 とも友達になる事が出来た。






…のは良かったんだけど……。






伊｢んー…熱上がっちゃったかな、…大丈夫だよー、｣

有｢いのちゃ、…っ、｣








今朝起きた時に気づいた違和感。…異常に暑い布団。

オレに抱きついて眠る大ちゃんは、ほっぺた赤くして汗もかいていた。


平熱が高いから、少しの熱ではここまでダウンしないし、本人もオレも微熱くらいじゃ気づかずに、自然と治る事のが多いんだけど…。








伊｢ずーっと頑張ってたもんね、｣






体調の異変に大ちゃんも不安になっちゃったみたいで、今オレが少しでも離れると泣き出すから、余計に熱も上がっちゃって…


どうしたものか、、







伊｢だいちゃん、お腹は痛い？｣

有｢んんっ、…たくない、｣

伊｢頭は？｣

有｢っ、…｣







…痛いんだね。

痛いのを誤魔化すかのように、顔をオレの胸に押し付けてグリグリしてる。






伊｢どうしよっか……｣

有｢いっしょ…っ、｣

伊｢一緒いるからね、…でも、ごは…ん……あ、｣






そうだ、ご飯……料理！！！







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伊｢ごめんねぇ、ありがとう、ひかる｣

光｢だいちゃんの為だし ドンと来いよ！｣

薮｢いやいや俺を忘れるなよ。笑｣







ご飯食べさせないと薬も飲めないし、どうしようか迷ってた時に光が料理得意だという事を思い出したんだヨネ。笑






伊｢えぇ？笑｣

薮｢寝てた俺を起こしたのは｣

伊｢オレ｣

薮｢だいちゃーん、薮が来たよー｣

有｢……………やぶちゃ、ひかぁ｣

伊｢よかったね、だいちゃんに会いたかったって｣

有｢、んん｣







オレの手は握ったまま、二人にハグしようとしてる。
…え、ハグ、笑








光｢うわ、だいちゃんにハグしようとすると もれなく 伊 野ちゃんついてくんの、笑｣

薮｢あー待って、大ちゃん泣くな、二人ごとハグしてやっから！｣

光｢あああ ごめんだいちゃん、ぎゅーってしようね｣









人肌恋しいのはね、分かるんだけど、笑笑


大ちゃんの場合 小さい子で言う抱っこ癖ってやつかな？
どうやらハグ癖がついたらしい。笑





光｢ぎゅー！……あ、オムライス、食べられない…よなぁ…作っちゃった、｣

有｢！！おむ、おむらいすっ｣




…笑


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