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《今日の夕飯は何かなー?》
テーブルに置かれた料理を見ると
『げっ……』
《焼き魚………》
希空が食べるのが苦手な焼き魚だった
昴「さぁ、食べましょう」
『い、いただきます…』
昴は希空が焼き魚を食べ出すのを微笑みながら見ている
《こんにゃろォ…めっちゃ綺麗に食べてやる!》
希空はそう意気込んで食べ始めたが
昴「おや…身と骨がぐちゃぐちゃですよ?」
『骨も食べるの!!』
昴「ホォー…骨が喉に刺さらないように気をつけてくださいね」
《あーっ!!ムカつく!!》
昴の方を見ると綺麗に身と骨が分けられている
《なんで、こんなに綺麗なの?この人弱点とかないの?》
希空は悔しがって本当に骨を噛み砕き食べてしまった
『ごちそうさまでした!!』
昴(本当に骨まで食べてしまった…)
『片付けはするからお風呂入ってきていいよ』
昴「その前にお話したいことが」
《さっきのことか…》
希空は席に座り直した
昴「先程も言った通り、今日のような事は二度としないでください」
『だから私は─』
昴「心配なんです」
『!!』
昴「あなたは確かに一般人より強いかもしれませんが…その前に一人の女性でもあるんですよ」
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