男子系女子の日常。6

. ページ43

.

風間「姫宮のあまりの忙しさに、我々は彼女を見失うこともしばしば」



二宮「いぇい、、これ俺らの密着？違うよね？」

スタッフ「姫宮さんの……」


松本「あいつJr.の楽屋にいたよ(通りすがり)」


相葉「今行くとすれ違っちゃうからここ居たら？多分もうすぐ戻ってくんじゃない？」




風間「あっという間に、NHKへの移動の時間となる

彼女は、何ヶ月もかけて共に作り上げた配信ライブの始まりを、見届けられなかった。

下唇を噛み、5人とグータッチをする姿は、彼女が幼い頃、私、風間に「背中を押して」と頼んできた時と重なった。」




＿＿＿NHKホール＿＿＿


風間「紅白歌合戦の会場に着くと、息つく間もなくメイクを施す。スタッフにサラシを巻かれ、先程とは打って変わった表情は、メイクのおかげか彼女の心の変化か。」




A「ごめん、檜山……手、握ってくんない？笑笑」


檜山「んぇ？はい、いいですよ」


A「ちょっとさ、みんなで円陣しとかない？笑笑」


織山「恥ずい恥ずい」


北川「する！」


A「小さな声でね……間違えてもいい、全力で楽しんでほしい。君らの頑張りは、ちゃんと伝わるから。。。頑張るぞっ」

「「おー！(小声)」」




風間「本番の様子は、放送された通り大成功。


本番を終え、控え室へと戻ってきた姫宮は小刻みに震えていた。」



A「あははっ笑笑

緊張してたのかな、膝が大爆笑してる」



皇輝「なにそれ、笑笑」


深田「あっ！Aさん！」



A「何そのニヤニヤした表情……うっちーも」


元木「ねっ？年末、俺ら後輩、！これ以上言うといやらしい後輩になっちゃうから、」


A「この時点で十分ヤラシイよ笑笑

はい、年明けてないけどお年玉、今回頑張ったご褒美として、去年より奮発しちゃった」


9人「いぇ〜い！！ありがとうございます！！！」


A「じゃあね、気をつけて帰るんだよ、お家ついたら一言連絡ちょうだいね。それじゃ」




風間「Jr.今回のパフォーマンスを振り返る間もなく、嵐のライブ会場へと戻って行った。」

.→←【#Not Alone】

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す