男子系女子の日常。6

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阿部side





照とめめに連れてこられたAは、人見知りの子どもみたいにピタッと照にくっついてやって来た。



深澤「あらあらどちたのぉ〜、Aちゃ〜ん」



ふっかのおふざけにツッコミもせず、照の背中に隠れるA。

鼻をすする音がひたすら聞こえてきて、なんだかおかしい、笑笑




康二「A泣かんといてくれる？俺までつられそうになるやん！！！」



ラウール「Aちゃん、俺らのこと大好きだね！！！」



A「大好きだよ！！！悪いかよ、最高だったよコノヤロウ！！！！！！！！」


宮舘「言葉と感情ぐっちゃぐちゃだけど笑笑」



舘さんはそう言って照ごとAを抱きしめた。



康二「ロイヤルすぎひん？」



渡辺「え、ちょっと、俺も、、」

目黒「はいはい、しょっぴーは俺と」

渡辺「なんでだよ！笑」



ふざけてるとAはソファに座ったアイツを視界に捕える。




阿部「佐久間、ほら」



最後の挨拶、佐久間が1番力強く放った言葉は、Aへの言葉だなって、なんとなくだけど、8人みんな汲み取った。


そろそろ正直に気持ち伝えてもいいと思うんだよね。お互いに。

どんなって？そりゃあねぇ、笑




佐久間「A、おいで？」




おっきい目に、涙をたっぷり溜めて、佐久間のことを見つめるA。


ラウール「Aちゃん、涙溢れちゃうよ笑笑」

目黒「つか、もう溢れてる笑」




Aは静かに佐久間に抱きついて、佐久間の胸元に顔を埋めた。



A「だい、、あのね……」



泣いたせいで呼吸が乱れる彼女の背中を、優しく叩く佐久間の表情は穏やかで、兄貴とはまた違う顔だった。



佐久間「ゆっくりでいいでやんすよ〜
だいは逃げないからね〜にゃははっ」




A「Aね、今日のみんなのライブ見て、思ったの。








『生きてて良かった』って。」






Snow Man「！！！！！」




6人は、Aの腕の痛々しい傷を何度も見て手当をしてきたし、佐久間や翔太は、その行為を食い止めてきた。

3人も、彼女が去年何度も言葉にした「ジャニーさんの所へいきたい」がどんな意味なのか、分からないはずがない。



佐久間「っ……そっかぁ、、嬉しいなあ……」



佐久間はAをきつく抱きしめて、未だに薄ら残る手首の傷跡を撫でた。



そして、顔を赤らめながら涙を流し、笑った。





(あと少し続きます、)

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