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迷いながらも歩いたその先には…
明｢滝だ！｣
貴｢着いたー！｣
光｢ほんとにあったんだ…｣
｢ようこそ甲羅谷大滝へ｣
貴｢！｣
明、光｢カッパいたー！｣
貴｢すごい…
ホントにいるんだな…
って…2人共？｣
あれ？どこ行った
貴｢なにやってんの｣
明｢だ、だって笑｣
光｢あの人カッパ…｣
貴｢あははっ！｣
ﾎﾟﾂ…ﾎﾟﾂ
光｢雨？｣
明｢早く戻ろう｣
ﾀｯﾀｯﾀｯ
｢町はあっちじゃぞー｣
貴｢ありがとうございます！｣
しばらくぬかるんだ道を走っていた
ｶﾞﾗｯ
光｢うわぁぁ！｣
明｢一星！
うわぁー！｣
貴｢明日人！｣
ｶﾞﾗｯ
貴｢うわっ！｣
ｽｯ
貴｢大丈夫？ 2人共｣
光｢うん｣
明｢いっ！｣
貴｢明日人！｣
光｢大丈夫？！｣
貴｢足ひねったか…
明日人乗って｣
明｢え？！｣
貴｢良いから｣
明｢う、うん｣
貴｢よっと｣
明｢お、重くない？｣
貴｢全然、気にしないで｣
光｢力あるね…｣
貴｢まぁね
てか明日人をおんぶするのは久しぶりだな｣
明｢うっ…言わないでよ｣
光｢した事あるの？｣
貴｢ああ
そん時も怪我して歩けなくなった時かな｣
雨は…早くやまないだろうか…
貴｢あ、やんだね
立てるか？明日人｣
明｢うん｣
貴｢そこ座ってくれ
どっちの足をひねった？｣
明｢右…｣
貴｢…少し腫れてるな…あ、そうだ｣ｼｭﾙｯ
明｢Aそれ使っていいの？！｣
貴｢正直買うつもりだったからいいよ｣
明｢ありがとう｣
貴｢…｣ｼｭﾙｯ…ｷｭｯ
光｢手際いいね｣
貴｢応急処置はみんなのをやってたからな
…よし…どうだ？｣
明｢！すごい！｣
貴｢と言っても歩くのは今の足じゃ少し
難しい…このままおぶるから
我慢しろ｣
明｢うん｣
貴｢じゃ、戻ろう
はい、乗って｣
明｢…｣
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作者名：星熊 | 作者ホームページ：http://onigasima
作成日時：2020年4月30日 23時
