希望の少女は希望を叶えますⅤ (ページ3)

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Aside

〈Aのコテージ〉

『今日は･･･いい夢だったな･･･』

私は目から流れた涙を拭きながら囁いた

『さて･･･準備しないと･･･』

ちなみに朝のモノクマさんアナウンスはなっていない

これから私はレストランに行き料理を作る

それが花村くんの”希望”だから

ちなみにモノクマさんには許可をもらってる

〈レストラン厨房〉

『すごい食材の量･･･』

冷蔵庫を開けると･･･10年分くらいの食材があった

『よし･･･みんなの為に頑張ろ』

私は料理をたくさん作った

そしてみんなが来る前に朝食をとり自分のコテージに戻った

〈Aのコテージ〉

『･･･眠い』

自分のコテージに戻った後に小説を読んでいたが･･･睡魔が襲ってきた

『やっぱり･･･ちょっと早かったかな･･･』

もう少し小説の展開が気になるが･･･

睡魔には勝てなかった

『私は･･･絶対･･･みんなを守って･･･みせる』

私は目を閉じた

Noside

〈？？？〉

ボクらは昔から、そういう風に教わってきたはずだよ

直接的に言葉で言われなくたって、ボクらを取り巻く世界を見ればわかるよね

テレビやネットや新聞から垂れ流される”希望溢れるメッセージ”がそう言ってるもん･･･

勝てない人間も･･･頑張らない人間も･･･頑張っても勝てない人間も･･･等しく無価値でクズなんだって

狛枝「価値ある人間とそうでない人間って生まれた瞬間から明確にわかれているんだ

ダメな人間はどれだけ努力したって、価値ある人間にはなれっこない･･･

「努力が成功を生む」なんて･･･とんでもない誤解だよ。世界がそんなに簡単な訳ないもん。

小型犬がどんなに頑張ったところで、大型犬にはなれないし･･･

ペンギンがどんなに頑張ったところで、空を飛べるようにはならないんだ･･･つまり･･･駄目な人間っていうのは、

”何をやってもダメ”なんだよ

才能ある人間は”なる”もんじゃない･･･最初からそれだけの器を持って生まれてくるものなんだ

そう･･･キミ達のようにね。だからこそボクはみんなを尊敬しているんだよ

あ、言っておくけど･･･」