7話 ページ9
天「小柳さんと瀬内さん、体育祭の時はお休みだったわよね?」
瀬「…はい」
「はい」
天「近くの温水プールには、行ってないわよね?」
「…すみませんでした」
瀬「すみませんでした!」
体育祭をサボった日、私達女子水泳部は全員でこの前行った岩鳶SCリターンズに行って泳いでいたのだ。
まさかバレるなんて1ミリも思ってなかったから驚きだ。
それと同時に天方先生が後ろから黒いオーラを出しているのにも驚きだ。
とりあえず平謝りするしかない。
天「まあ、この前のスプラッシュフェスを手助けしてくれたから今回は目を瞑りますが、2度はないですからね」
瀬「すみませんでした」
「すみませんでした」
天「香原さんと田部さんにも言っておいてね」
瀬「わかりました」
そう言って職員室を後にした私達。
スプラッシュフェスを手伝っただけで1個の悪を見逃してもらえるんだから得は積んどくものだな。
田「大丈夫でしたか…?」
香「珍しく天方先生怒ってましたけど…」
「うん、この前のフェス手助けしてくれたから目を瞑ってくれるって」
瀬「でも2度目はないってさ」
香「すみませんでした!」
田「すみませんでした…!」
私達に頭を下げて謝った香原さんと田部さん。
優しい子達だし自分達も行きたくないって言ってたからと思って謝ってくれてるんだろう。
本当にいい後輩を持ったもんだ。
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作者名:花田 | 作成日時:2021年4月21日 17時