21話 ページ23
瀬「とりあえず!次はもう地方大会だからその練習するよ!いいね!」
香「はーい」
「みんな揃って地方大会いけるとは思わなかったね」
田「そうですね、楽しみです!」
瀬「楽しみって思えるなんて成長を感じるねぇ」
前まではなんとも思ってない風だったのに楽しみって思えるようになったんだ。
妹の成長に喜ぶ姉みたいな感覚だ。
瀬「みんな1種目も落とさずに地方大会なので練習メニューは変えずに練習していこうと思う」
「あと、みんなで引き継ぎの練習もう少ししっかりしたい」
瀬「お、いいね、引き継ぎの練習もしっかりしてこうか」
地方大会っていうくらいだから県大会とは話にならないくらいレベルが違う気がする。
少しでも今回の大会で疑問に思ったところは練習しっかりしておくべきだろう。
瀬「とりあえず個人種目の練習、2人でひとつのレーンを使って泳ぐこと」
香「はい」
瀬「その後に少し時間置いてから引き継ぎの練習、個メの練習といくから」
田「了解です」
瀬「それじゃあ練習開始!」
瀬内のその声と共に私の元に駆け寄ってきた田部。
いつもならなんでもないような顔をして適当なレーンに入ってるのに、今回は同じレーンで泳ぎたいと声をかけてきた。
あまりの珍しさに首を縦に振って私は壁際のレーンに入った。
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作者名:花田 | 作成日時:2021年4月21日 17時