元SPは機動捜査隊３【MIU404】 (ページ14)

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マイちゃんページ14

「お金盗る。悪いこと、そう言った。」

私はマイちゃんの目を見つめた。

志摩さんが、スマホを見せながらマイちゃんに問いかけた。

志「じゃあ、これ知ってる？」

そのとき、陣馬さんが入ってきた。

陣「マイさん、帰ってOK」

志「え？」

陣「家まで送ってやれ。」

『陣馬さん。

やった、マイちゃん帰って良いって！』

マ「私、犯人じゃない。

分かってくれた？」

『うん！』

マ「よかった、Aも分かってくれた？」

『元々疑ってないよ。

これはお仕事だからそうしてたの！』

マ「五十嵐ちゃん怖かった。

悪いことしてない、約束する。」

『ありがとう。』

伊「よし、じゃあマイちゃん帰ろっか。」

マ「うん。」

伊吹さんとマイちゃんは先に外に出た。

『志摩さん、マイちゃんのところに来た人だけ日本人かもしれません。

確かな証拠もないのに、申し訳ございません。』

志「あぁ、分かった。

A、無理するなよ。」

……
廊下に出ると、私はマイちゃんと伊吹さんに近寄った。

九重さんと志摩さんは後ろで話している。

九「桔梗隊長と牛丸隊長が話をしました。

もし彼女が共犯なら接触する可能性が高い。」

志「泳がせて捜査しろってことか。」

九「それに、伊吹さんか五十嵐さんになら彼女は油断して何か漏らすかも。」

志「いや、あいつもう振られてる。

Aは分かるが。」

伊「いやーでも、災難だったねー。」

マ「災難？」

伊「あー。デンジャラス、フォーリンダウン。

俺は君にフォーリンラブ。」

マ「oh！私も伊吹大好きよ！」

伊「え！？触った！？好き？ラブ？」

マ「んー？まあまあ？」

伊「まあまあ、本当？」

志「したたかだぞーあの女。

伊吹にどうにかできるとは思えない。」

九「そこを志摩さんと五十嵐さんの力で。」

志「はあ？お前まで」

九「と桔梗隊長が。」

そう言って九重くんが去っていくのを見送ると、

伊「え！？ビッグラブ！？」

と叫ぶ伊吹さんと笑うマイちゃんがいた。

やっぱり伊吹さんってきゅるっとした女性皆に話しかけるよね。

本当に好きな女性って誰なんだろう。

そんなことを考えてしまった。