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太宰さんとおそろい。 ページ38

黒いリボンとターコイズブルーのブローチのようだ。裏側をみてみると、「dazai」の文字。
これを「ちゃんと付けてね」と言っていたのか…


…太宰さんの名前が掘られたものを身につけるだと…!?!?


どうしていいものかと手のひらに置かれたブローチとリボンを見続ける。付ける…?でもいいの?どうしよう。

太「Aちゃ〜ん、そろそろ行くよ?ん?」

ガチャリと音がして太宰さんが部屋に入ってくる。太宰さんの後ろでは、「女性の着替え中に入るな!」やら、「ノックくらいせんか!」という国木田さんの声が聞こえる。

太「もしかして、一人じゃあ付けられないのかい?仕方の無い子だねぇ」

太宰さんが目の前に歩いてくる。優しい笑みについ見とれてしまう。手のひらからリボンを拾うと、私のワイシャツの襟に引っ掛ける。近い。それにより、ふわりと撫でる太宰さんの甘い香り。ぞぞぞと心臓付近を何かが騒ぎ立てているのを感じる。どんどんと顔は熱くなっていく。

太「…ふふふ。どうしたの?真っ赤になって固まっちゃって。」

近すぎて顔をあげる事が出来ず、丁寧にリボン結びされるのを見ることしか出来ない。太宰さんの指、綺麗…長い…ハンドモデルですか…?
手を出したまま固まっていた私の手のひらから重みが消え、キラリと輝くブローチがリボンの中心に付けられる。

太「はいっできた。よく似合ってるよ。

…ふふふおそろいだね。」



おそ、ろい…!?


『え、あ、う…太宰さん…』


太「ふふふ。どうしたの?Aちゃん。」





『そ、そういうことは軽率にしてはいけません!!





一生つけさせていただきます。』

太宰さんの隣は聖域。→←目覚めの太宰さん。



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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 文スト , 太宰治   
作品ジャンル:恋愛
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(プロフ) - 30ページ 敦を「僕のせいで を は不要かなと思います (2021年4月11日 8時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
一沙 - 夢主、重症と見たり (2020年4月9日 14時) (レス) id: c108e162c7 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - 星来さん» ありがとうございます!更新はできるだけ頑張ろうと思っています、一緒にキュンキュンしましょう〜! (2020年3月25日 16時) (レス) id: 6e196d0d59 (このIDを非表示/違反報告)
星来(プロフ) - 今最高にハマってます…文スト作品の中でここまでキュンキュンしたの初めてですわぁぁぁ更新心から応援してお待ちしてます!! (2020年3月25日 10時) (レス) id: 5ba0477dc2 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - そるてぃーらいちさん» ありがとうございます!妄想にお付き合いいただき感謝です(*’ω’*) (2020年3月23日 19時) (レス) id: 6e196d0d59 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:めぐ | 作成日時:2020年3月13日 1時

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