【銀魂】女隊士と愉快な仲間達６

２６９話 ページ30

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☆ 山崎side ☆



次の監察目標は居酒屋の女将で、近くの借家を探すために資料を部屋で見ていると、「やまくーん」と女性の声がする。

屯所内にいる女性で俺を変な呼び方で呼ぶような人は1人しかいない。



山崎「何ですか？」

「貴方の卒業したい事は何ですかー？」

沖田「何ですかー？」

山崎「隊長まで･･･」



いきなり入って来たと思えばよく分からない質問を片手に握られているマイクを向けてくるAちゃんとカメラを構えている隊長。

「卒業したい事、か」と一応質問の答えを考える。



山崎「特に･･･ないかな」

「え、ちょっと意外」



考えては見たものの特に思い当たる事は無く、「逆にAちゃんと隊長にはないの？」と聞き返す。

隊長から半ば強引にカメラを奪い、2人に向ける。



「じゃあ次は沖田に聞きましょう！沖田くんの卒業したい事は何ですか？」

沖田「･･････Aさんの部下を卒業したいでーす」

「なんだって･･･！」



カメラ目線で適当に投げた隊長の言葉に焦るAちゃんは「この地位は譲らんぞ･･･」と拳を構え、戦闘態勢に入っている。

俺は苦笑いしながら「Aちゃんの卒業したい事は？」と聞いた。



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