妹じゃなくて

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ベッドに腰掛けて横並びになった



まずは呼吸を整えるのに集中する



やっと落ち着いても第一声をどうしたらいいか分からなくて



ただただ黙ってうつむくだけの時間が過ぎる









深く息を吸って

よし、大丈夫言える

最初はこっちがきっかけをつくらなきゃ








「俺さ、小学生のときあやに花かんむりあげたの覚えてる？」


「えっ、、、あ、うん覚えてる
シロツメクサで作ったんだーって言ってたやつ」


「そうそれ、あれさぁ、俺も作ったんだけどへったくそでね
友達が作った綺麗なやつあげたんだよね俺が作ったって言って笑」


「なにそれ、、知らなかった笑」


「えへへ、ごめんね黙ってて笑」


「いーよそんなこと笑」








前からそーゆーところ巧いよなぁ

喧嘩したときだってこうやってすぐ雰囲気リセットさせちゃうんだもん

ずるいよありがとう




何食わぬ優しい笑顔で話すけど

自分の感情を抑えて私のためにしてくれてることなんだよね




自然と笑顔になれるけど

そんな祐基のこと思うと涙も出てくる

笑わせてくれてるときに泣きたくないんだけどごめんね




いつも私から何もできないから

泣きながらくしゃっと笑ってみせた




その顔を見た祐基はなぜか泣きだして

2人して泣き笑いした









やっぱ好きだなぁ
やっぱり大好き



この笑顔をずっと守りたい
この空気をずっと感じていたい



俺の横には
私の隣が



笑顔のあやにいてほしい
祐基にとって素直になれる空間でありたい









「じゃああやからも言うね」


深く息を吸う





「小さい頃からずっと一緒にいてくれて
ここぞってときにいつも飛んできて助けてくれて
そんな祐基のことお兄ちゃんみたいだなってずっと思ってた」





大丈夫、ちゃんと冷静に話せてる





「優しくて、包容力があって、格好良くて、
なんかたまに摩訶不思議な言動あるけどそれも面白いし」


「もっ！黙って聞いてれば！最後のいらない！」


「ごめんて笑

まぁ、それでね？続きつづき。
一緒にいて安心する存在なの」





そこまでいって言葉が詰まる


次だよ1番言いたいことは


頑張んなきゃ、言える、大丈夫

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