お姫様は退屈なようです

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紗羅said


私は、世界でも有名なファッションブランドの家柄の娘として生まれた


お母さんもお父さんも顔は整ってる
だから、必然的に娘の私もそうなる


子供の頃からずっと可愛いって言われてきた
その”可愛い”の言葉を糧に沢山努力してきた


日々のケア、体型維持、食事
勉強や作法だって


なのに、私の努力はいとも簡単に崩された
あの、パーテイの日に









____________パーティー会場



女「あらあら、まぁ。紗羅ちゃん。また可愛くなったわね。ますますお母様に似てきて」


女「そうねぇ。さすがだわ。どんなことを日常出しているのかしら」


紗羅「いえいえ！大したことはしてないです！」


女「えぇ〜、じゃあ元から持って生まれたの？羨ましい〜！」


紗羅「えへへ…//。あ、そうだ！明日、「雀部財閥ご令嬢、雀部A様のご到着です」」


ガチャ



””うわぁ〜！””


『………』(ﾍﾟｺｯ


あの女が現れた
Aラインのプリンセスドレス
丈の短い純白のドレス


誰が見ても”美しい”と思う


女「A嬢よ」


女「お近付きにならないと」


女「行きましょう」



紗羅「あっ！待って！」


私の周りにいた人たちは皆あの女の元へ
それだけじゃない。会場の皆があの女に群がっている


愛想笑いのにっこりもない
ただただ、無表情。なのに、なんで？


私の方がいいじゃない
私なら、話しかけられたら笑うわよ
私なら、もっともっとあなた達を魅了させられるわよ
私なら_____









紗羅「……許さない。あんたなんてっ……」


??「そこのご令嬢。君、何か抱えてるね」


紗羅「っ、ｸﾞｽｯ、誰よっ……！」


??「君の望、俺たちが叶えよう」


紗羅「の、ぞみ……?」


??「そう……。君の望みはなんだい?」


紗羅「私は__________」









あの女を潰したい
泣いてる顔を見たい。そして後悔させる
あの時、私のものを奪ったことを_____

そして、貴方から大切なものを貰うわ

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