お姫様は退屈なようです

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Asaid


『体育祭？』


沙羅「そ！この学園の行事の1つ！執事対抗体育祭！」


学校に来て着席した瞬間に沙羅ちゃんが飛んで来た


沙羅「Aちゃんはどの執事を出すの？」


『え、うーん、急に言われても……』


この学園で行われる行事は
執事対抗体育祭
秋のお菓子作り選手権
合唱&演奏コンクール
冬のダンスパーティー
の4つで行われる

なお、沙羅ちゃんや私の様に執事が多い家柄は
1度行事に出た執事は半年間行事に出ることはできない。
だから慎重に選出しなくてはならない


沙羅「私はね、敬浩と臣と岩ちゃんを出そうと思ってるの！」


聞いたことない人達だなぁ……


『私は……執事たちで話し合ってもらおうかな』


沙羅「えぇ！？」


『みんな何でも出来るから……。誰が出ても大丈夫だと思う』


沙羅「あぁ……。Aちゃんの執事たちはハイスペックだもんね……」


『隼人くんは？』


沙羅「隼人のお家はね、皆メイドさんだから体育祭には参加しないよ〜。なんて言っても執事対抗だからね」


隼人「今年は参加するよ」


沙羅「っ、隼人！！」


隼人「おはよ」


今来たのか、私の隣の席にカバンを置きながら沙羅と私に挨拶した

後ろにいたメイドさんがぺこりと頭を下げたので私も挨拶をしておく


沙羅「な、なんで？執事いないじゃない…」


隼人「最近、新人が2人入ったから。学園に少しでも慣れてもらおうと思って体育祭に参加させることにした。……まぁ、問題があるけど」


沙羅「…？どうしt”ガッシャーン！！”な、なに！？」


隼人「あぁ、来た」


ガラガラ


？？「坊ちゃん、どこにいますかぁ〜泣」

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