お姫様は退屈なようです

<スペシャル編> ページ14

涼介said


俺が、Hey!Say!JUMPが初めてお嬢様にお会いした時の話をしよう
それはお嬢様が10歳。俺が20の誕生日を迎えた時だった









6年前



大貴「どんな子なんだろうな！！」


慧「藤ヶ谷くんの話だと〜、めっちゃいい子らしいよ」


雄也「薮くんは会ったんでしょ？この間行ってたし」


宏太「それがさ、その日は奥様と旦那様にしか会えなかったんだよ」


侑李「へぇ。」


光「着いたぞ！降りろ！」


光君に言われて車から俺達はびっくり
そこにはバカでかい庭園


圭人「ねぇ、玄関見えないんだけど」


目に見えるのは綺麗な花達
玄関どころか屋敷する見えない


ｶﾞｼｬﾝｳｨｰﾝ


門の前で立ち尽くしていた俺達
急に門が会いたかと思うとスピーカーから声



’’入っていいよ〜’’



JUMP「………」



裕翔「この声、相葉くんだね」


見渡した限り監視カメラは見当たらない
俺達には見えないところにあるのか
この屋敷の設計がよめないな









歩くこと数十分


侑李「ねぇ、まだなの？広すぎじゃない？」


半ギレの知念がしゃべりだした
それはきっと皆思っていること
でも、景色が変わって来ているから屋敷には近づいてるのだと思う


大貴「うわっ！見ろよ、あの薔薇の庭園」


大ちゃんが急に走り出して庭園の前で立ち止まる
あまりにも綺麗で皆で覗き込んだ


慧「ほぇ〜、大きいね〜。……ん？誰かいるよ」


涼介「はぁ？って、ほんとだ……。」



無数に咲く薔薇の庭園
その中には椅子に座った女の子
読書をしているのか。俺達には気づかない


圭人「ねぇ、もしかして、あの子…」


圭人が言おうとしていることはきっとあっている
あの人が俺達の仕えるお嬢様だ


手入れのされたストレートの髪
ベージュ系のブラウン
どこか大人びた背中
ほんとに10歳？と不思議に思う



玉森「あれ〜？覗き見ですか？」


JUMP「っ、！？」


裕翔「び、っくりした、」


玉森「ごめん笑。」


大貴「玉森くん！！あの子ですか！？俺達の仕えるお嬢様は！？」



大ちゃんが食い気味に玉森くんにグイッと顔を近づけた



玉森「そ、そうだよ。雀部A。10歳の女の子。少し病弱気味だけど明るくて優しい子だよ」


そう言って扉を開けて俺達を中へと導いた


玉森「お嬢様。」


玉森くんが呼びかけると本を読んでいた手を止めて
くるりと後ろを向いた

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