恋の季節【Alan.s】

謎の優越感 ページ48

亜嵐side






｢数原龍友さんだっけ？｣




亜嵐｢え、何？｣



｢その人はInstagramやってないの？｣




俺のInstagramフォローしてくれてるって聞いて

めっちゃ舞い上がってたときに

Aちゃんからこの言葉





亜嵐｢え、あー、やってないね｣





｢だからかー、

見つからないなって思ったんだよねー｣




待って、

俺のことフォローしてくれたのかと思ったら

まさか全員のことしてたとか…？



いや、それはそれで嬉しいんだけど

なんか複雑な気持ち…





俺だけていう優越感が

一気になくなった感じ






｢メンバーさんのストーリーとか見てみると

すっごい面白くて笑

仲いいね｣



でもAちゃんが嬉しそうだから

まぁいっかなんて思ったりして





亜嵐｢Aちゃんのインスタも見たいんだけど？笑｣



｢私、鍵かかってるもん｣



亜嵐｢外してよ｣



｢だめだめ

亜嵐くんみたいな人がいると思うと外せないよー笑｣



亜嵐｢なんだよそれ笑｣









ダラダラ話しながら歩いていると

Aちゃんの家に着いた




何駅くらい歩いたんだろう…




｢送ってくれてありがとう

亜嵐くん、気をつけて帰ってね｣



亜嵐｢うん、

またご飯行こうね｣



｢もちろん！

楽しみにしてるね｣




亜嵐｢…じゃあ、おやすみ｣



｢…おやすみなさい｣









次の日、

Aちゃんから写真は送られてこなかったけど

この辺まで切ったよ

っていう報告を受けた


それだけで

Aちゃんと連絡を取り合ってるっていう

謎の優越感…



今はこのままでもいっかなって

思ったけど



そのうち…絶対…

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